というわけで、昨夜はユニクロの『THE COLOR SHOW TOKYO』にお招きいただき、シルク・ドゥ・ソレイユのサーカス『コルテオ』を観てきました。シルク・ドゥ・ソレイユのパフォーマンスを観るのは、昨年12月の『ZED』に続いてこれが2回目。前回は自費で、今回はお招きでの鑑賞となりましたが、せっかくなので「ZEDも観たいけど、コルテオと迷っている」という方のために見どころなどを紹介しておきたいと思います。
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というわけで、昨夜はユニクロの『THE COLOR SHOW TOKYO』にお招きいただき、シルク・ドゥ・ソレイユのサーカス『コルテオ』を観てきました。シルク・ドゥ・ソレイユのパフォーマンスを観るのは、昨年12月の『ZED』に続いてこれが2回目。前回は自費で、今回はお招きでの鑑賞となりましたが、せっかくなので「ZEDも観たいけど、コルテオと迷っている」という方のために見どころなどを紹介しておきたいと思います。
ボケボケですが、今夜はコルテオ×ユニクロなイベント「THE COLOR SHOW TOKYO」に来ています。PRESS腕章をいただいて、特別に写真を撮らせていただきました(演目に支障がでるため、フラッシュ厳禁ですが)。感想はまた後ほど。
投稿情報: 18:49 カテゴリー: デザイン/アート | 個別ページ | コメント (0) | トラックバック (0)
弾さんの 404 Blog Not Found を読んでいたら、「アロメトリー」という言葉が出て来たので反応。中身は全然関係ないのですが(すみません)。
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『生き物たちは3/4が好き 多様な生物界を支配する単純な法則』という本を読んでいます。お手軽科学エッセイ集のようなタイトルですが、中身は硬派で、表題にある「3/4が好き」という表現は代謝率のアロメトリーに関係したもの。と、ここまでで『ゾウの時間 ネズミの時間―サイズの生物学』を連想された方は正解。同書でも紹介されていた「3/4乗則」を解説するのが中心テーマの1つとなっています。
生物が1日に必要とするエネルギーの量は、体が大きくなったとしてもそれと同じペースでは増えない――つまりネズミが1日に自分の体重分の食料を必要としているからといって、ゾウも自分の体重分の食料を必要とすることはなく、ずっと少ない量で大丈夫というのが代謝率と体重のアロメトリー。ではなぜそれが生じるのか?というのが長年にわたって研究者達を悩ませてきた問題で、本書でも大きなスペースが割かれて解説されているのですが、ちょうど Wired に本書でも取り上げられているウェスト、ブラウン、エンキストらの研究について解説した記事が掲載されています。興味のある方はこちらをどうぞ(ただ以下の記事は、彼らの説を否定する証拠が見つかったという内容ですが):
■ ゾウからバクテリアまで、「体重あたりのエネルギー消費量」は共通 (Wired)
この主張は、ニューメキシコ大学のJames Brown氏、アリゾナ大学のBrian Enquist氏、ロスアラモス国立研究所のGeoffrey West氏らが[1997年に]行なった、非常に影響力のある研究(PDF)を否定するものだ。3氏はこの研究で、動物の大きさと代謝の間に強い相関関係を見出した。それによると、小さな生物はエネルギーを効率よく消費するが、大きな生物はそうではなく、生物の体が大きくなるに従って、体の大きさに対するエネルギーの生成量は小さくなるという。
ニューメキシコ大学の生態学者チームは、この生物の大きさと代謝率の関係――アロメトリー(相対生長)式を用いたスケール則として知られる――は、体が大きくなるほど栄養素を全身に運ぶのが困難になることから生じた、生命の一般法則だと主張していた。
ごくごく簡単に言ってしまうと、生物が大きくなるにつれてエネルギーを体中に運ぶのが難しくなるので、末端(細胞)で急速にエネルギーを費やすのも難しくなる=エネルギーが供給されるペースに合わせて消費量も減少する、というのがウェストらの考え方。文中でこの作用をロジスティクスに喩える箇所があるのですが、まさに巨大な生物は広大な帝国を維持するようなものになるわけですね。
で、上記の記事は「エネルギー消費量を計ってみたら、そもそも生物の大きさには関係していなかった」と主張する人々が現れたという話のようですが、『生き物たちは~』によれば、何を基準に計るかによっても代謝量は変化するとのこと(例えば様々なほ乳類から体内の組織を取り出して比較してみると、母体となる生物のエネルギー消費速度には何倍の差がある場合でも、組織だけの場合はほとんど同じになるのだとか)。というわけで、まだまだ解明されていない謎の多いこの問題なのですが、本書では過去から現在に至るまでの様々な説が紹介されていますので、興味のある方はかなり楽しめると思います。
ちなみにこの本、原題は"In the Beat of a Heart: Life, Energy, and the Unity of Nature"(心臓の鼓動の中に:生命、エネルギー、自然界の統一)で、扱うテーマは3/4乗則にとどまりません。生物のサイズと代謝量が関係しているとして、なぜ同じサイズでも多種多様な種類が存在しているのか?などなど、1つの疑問が次々に別の疑問へと続いていくような展開。既に一昨年の話ですが、流行した『生物と無生物のあいだ 』あたりを楽しめた方にオススメ。
投稿情報: 10:06 カテゴリー: 科学 | 個別ページ | コメント (0) | トラックバック (0)
昨日の Seth Godin's Blog からの引用がウケたので、性懲りもなく再び彼のブログからの引用です:
■ Five tips for better online surveys (Seth Godin's Blog)
タイトルの通り、オンライン上でのアンケートをより良いものとするための5ヵ条。特にオンラインアンケートに限った話ではないですし、いくつかはよく指摘される点ですが、ご参考までに簡単に訳しておくと:
こんな感じ。またセスはこれらのまとめとして、「アンケート屋たちが自分の大事な顧客にアンケートを投げる前に、顧客を楽しませるようなものにするよう努力してもらおう」的なことを言っています。彼らしい考え方というか、アンケートであっても大事な顧客との接点なのだから、退屈させることのないようにということですね。
ちょうど最近、マクロミルにユーザー登録して様々なアンケートに答えているのですが(純粋にお小遣い稼ぎが目的で)、確かに長いアンケートや「この感想を5段階評価して下さい」的な質問は途中で退屈になってしまうことがあります。酷い場合は30個ぐらい評価する対象を与えられて「これらに当てはまる回答を次の10個の選択肢から……」的な質問を投げかけられる場合も。もちろん依頼主の企業は明らかにされないのですが、質問内容からなんとなく企業がイメージできる場合もあり、「こんなこと聞くんだー」的な印象を受けることがあります。「オンラインアンケート」というツールが生まれ、消費者に何かを聞くことは格段に手軽になったのかもしれませんが、それでも様々な「コスト」を消費していることを意識しなければいけないのでしょうね。
ちなみにセス・ゴディンというのは「パーミッション・マーケティング」や「バイラル・マーケティング」等の言葉を世に広めた人物の一人。最近の著作ではヒットは少ないのですが、いろいろと参考になる意見を言っているので、ご興味のある方はどうぞ:
投稿情報: 10:32 カテゴリー: マーケティング | 個別ページ | コメント (1) | トラックバック (0)
■ ダーウィンの進化論、米国人で信じているのは40% (AFPBB News)
を読んで。別に米国人の知識レベルが低いだとか、日本人がその逆だとか言うつもりはなくて、以前読んだセス・ゴディンのエントリを思い出しました:
■ Gravity is just a theory (Seth Godin's Blog)
進化論と重力。どちらも素人にとっては「科学者がそう言っているから」信じられるというレベルの知識ですが、なぜ重力は誰もが受け入れていて、進化論は(少なくとも米国では)そうではないのか。セスはマーケティングの専門家なので、この問題についてもマーケティングの側面から説明を試みています:
1. いまから売り込もうとしている「物語」が、以前から信じられていた「物語」を捨て去らないといけない場合、売り込みは大変になる。
「なぜ多種多様な生物がいるのか」という問題に対し、米国には既に「聖書」という答えがあり、進化論はこれに対抗しなければならなかった。一方、重力はというと、リンゴが落ちるという現象に対して「これは重力というものですよ」という解釈を与えるだけでよかった。
2. いまから売り込もうとしている「物語」の時間枠が、売り込み対象の人間が注意可能な時間の長さ(もしくは人生の長さ)より長い場合、同じく売り込みは大変になる。
進化の速度はごくゆっくりで、人間が実感することは難しい。一方、重力はというと、リンゴが落ちるところを見せてやるだけでよい。(これはなぜ、全米の科学者らが「ヒトとネアンデルタール人との遺伝的類似性から、惑星の形成方法やカラスが道具を使って昆虫を捕る方法まで、ありとあらゆる場面で進化というものを観察することができることを示した文書を発表した」のかという理由を説明するものでもありますね。)
……もちろんこれが原因の全てではないと思いますが、特に理由<1>は「なぜ米国では進化論を信じる人が少なくて、日本では多いのか」をよく説明していると思います。子供の頃から「生き物は神が創造した」と教え込まれてきた人が、いきなり「実は進化という現象だ」と言われてもすぐには飲み込めないでしょう。日本人の方が信心深くないとは思いませんが、日本の宗教では天地創造の神話を教える場面が少ないことが、「進化論という概念を受け入れやすい」という状況に貢献しているのではないでしょうか。
ちなみにこの2つの仮説から、セスはこんなアドバイスをしています:
Tactic 1: Try to tell a story that complements an existing story rather than calling it out as false.
Tactic 2: Try to make the 'proof' as vivid and immediate as possible. Like an apple falling on your head.
戦術1: 既存のストーリーを「ウソだ」と言うよりも、それを補うようなストーリーを語るようにせよ。
戦術2: ストーリーの「証拠」は鮮明で、すぐに感じられるものにせよ。頭の上に落ちてくるリンゴのように。
で、例えば米国で針治療を売り込む際の戦術として「西洋医学は間違っている!と言うよりも、いま受けられている治療を補うものとして最高ですよ、と売り込んだ方が良い」などと提案しています。なかなか実行に移すのは大変かもしれませんが、少なくとも自分の売り込もうとしているストーリーが「米国における進化論」のようになってしまっていないか、注意してみる価値はありそうですね。
投稿情報: 19:05 カテゴリー: マーケティング | 個別ページ | コメント (0) | トラックバック (0)
ネタです。日めくり式のものは例外として、普通のカレンダーは今日が終わったからといってその日を消し去ることはありません。しかしこんな、まさに「過ぎたことは振り返るな!」的なカレンダーが登場しました:
■ Scratch A Date (Yanko Design)
一目瞭然、日付の部分をスクラッチで消せるようになっているカレンダーです。終わった日に線を引いても一緒だって?いえいえ、物理的に消してしまうという行為にこそ意味があるのですよっと。残念ながら市販されてはいないようですが、本当に壁に下げて一日一日消していったら、「オレ、今年何を残してこれただろう……」とか悲しくなったりして。
投稿情報: 01:24 カテゴリー: デザイン/アート | 個別ページ | コメント (0) | トラックバック (0)
YouTube が「公式に」ダウンロードを許可するようになった(現状、一部のパートナーのみ対応)ということは以前お伝えしましたが、無料ダウンロードだけでなく、Google Checkout を用いた有料ダウンロードも可能になったそうです:
■ YouTube Goes Offline (YouTube Blog)
We're also testing an option that gives video owners the ability to permit downloading of their videos from YouTube. Partners could choose to offer their video downloads for free or for a small fee paid through Google Checkout. Partners can set prices and decide which license they want to attach to the downloaded video files (for more info on the types of licenses, take a look here).
また私たちは、ビデオの所有者に対して、自身のビデオをダウンロード可能にするオプションを提供するテストを行っています。パートナーはビデオのダウンロードを無料にするか、もしくは Google Checkout を通じて少額の料金を設定するかを選ぶことが可能になります。パートナーは料金を決め、ダウンロードしたビデオのファイルに対してどのようなライセンスを設定するかも決めます(ライセンスのタイプについては、こちらで詳細な情報が確認できます)。
ということで、現在はテストの段階。一部のパートナーで試験が開始されているそうですが、残念ながら具体的なビデオを見つけることはできませんでした。YouTube Blog によれば、有料ダウンロードのテストは以下の3つのパートナーとテストしているそうなので、ご興味のある方はご確認下さい:
英語版で自分のアカウントを開くと、"Purchased Videos"(購入したビデオ)というコーナーが既に設置されているので、仕組みとしてはもう利用可能になっているはず。
この「有償ダウンロード」がどのような形式になるかは分かりませんが、例えばビデオの途中まで観て「この続きはダウンロードしてお楽しみ下さい。料金は$1。観たい方はこちらをクリック!」みたいな感じができれば、有料のオンデマンドサービスのようなビジネスになるかもしれません。いやいや、お金を出してまで見たいコンテンツがどれだけあるの?ダウンロードされたビデオを違法アップロードされたら?などという懸念は多々あると思いますが、とにかくコンテンツ販売のプラットフォームを提供するようになるというは重要な一歩ではないでしょうか。パートナーのチャンネルだけでなく、個人のアカウントでもこのオプションが使えるようになれば、巧みに儲ける人が出てくるかも。
< 追記 >
ReadWriteWeb がいくつか有償ダウンロードが設定されているビデオを見つけたようです:
■ Paid Downloads are Coming to YouTube (ReadWriteWeb)
どれも1ドル前後で販売されているようですね。実際、"download this video ($0.99)"で検索すると、いくつかリンクが見つかります。しかし実際にクリックしてみると、ダウンロードのリンク自体解除されているものばかり。まぁ、テストが上手くいけば販売されるコンテンツも増えていくでしょうが。
また ITmedia でも記事がアップされていました:
■ YouTubeの一部ビデオがダウンロード可能に (ITmedia News)
ブラジルにあるマッサージ店が、エスカレーターの出口に設置した広告だそうです:
■ Revita Beauty Center: Man (Ad of Da Month.com)
これは一目瞭然ですね。出口に設置してあるので思わずこの男性(の画像)を踏んでしまい、マッサージを連想させると。ちなみに女性バージョンもあります:
しかしこっちはちょっと、複雑な心境になってしまうかもしれません。場合によっては逆効果かも……。
いずれにせよ、背中を踏んでもらうのって気持ち良いですよね。その気持ちよさをダイレクトに表現してしまうという広告のお話、でした。
投稿情報: 13:25 カテゴリー: 広告 | 個別ページ | コメント (0) | トラックバック (0)
「○○をジャック!」という表現も古いですが……MoMA(ニューヨーク近代美術館)が、ニューヨーク・ブルックリン地区にある地下鉄駅"Atlantic Avenue/Pacific Street”の構内に、有名な芸術作品のコピーを展示するというイベントを行っているそうです:
■ MoMA takes over Brooklyn’s Atlantic Avenue/Pacific Street subway station (swissmiss)
この数がハンパじゃありません。50以上の作品が、駅構内の至るところに展示されていて、さながら駅自体が美術館の分館になったかのよう(もちろん駅であることには変わりないので、運賃以外の鑑賞料はかかりません)。しかも鑑賞用の音声ガイダンスまで用意されていて、自分のMP3プレーヤーにダウンロードして楽しむことができます。詳しい情報と、音声ガイダンスのダウンロードは以下の公式サイトから:
このサイトがなかなかの出来。趣旨や開催期間といった一般的な情報から、Google Maps を使った開催地情報、Flickr を使って誰でも参加可能なギャラリーなど、2.0的な要素も盛り込まれています。そしてCGを使ったビデオツアーが用意されているのですが、これがいろんな意味でリアルに出来ていて必見ですよ。まぁ、本当に観に行けたら(できれば本物を!)一番良いのですが……
コピーとはいえ、毎朝通勤で使う駅に著名なアートが飾られていたら「ああ、久しぶりに美術館に行ってみるか」という気になるかもしれませんね。有名作品を数多く所蔵している美術館ならではのPR方法、といったところかもしれません。
投稿情報: 08:26 カテゴリー: デザイン/アート | 個別ページ | コメント (0) | トラックバック (0)
というわけで、Kindle 2 が発表されたのでこのネタでもう1つ引っ張ります(すみません)。Engadget の発表会実況中継を読んでいたら、「Kindle 利用者の声」としてこんなシーンが出て来ました:
10:31AM
"My local newspaper stopped delivering... and I can download it on my Kindle." We have a feeling this will be a story we start hearing a lot more of.午前10時31分
「私の地元紙は配達を止めてしまいました……でも Kindle にダウンロードすることができます。」こんな話、これからもっと聞くような気がする。
そして画面には発言者とおぼしき女性の姿が。Kindle があれば、どんなに地方に住んでいても安心だよ!というわけですね。
もちろんこんな風に語る人、そう多くはないと思います。Kindle を使いこなせるような人であれば、ニュースはウェブサイトで見るから大丈夫、という反応になる可能性が高いでしょう(ジェフ・ベゾスによれば、Kindle ユーザーには「技術に詳しくないおじいちゃん・おばあちゃんも含まれている」そうですが)。しかも Kindle には簡易ウェブブラウザが搭載されているし……むしろこの寸劇、ユーザーに対してというよりも、新聞社に対してメッセージを放つために挿入されたのではないでしょうか。
ユーザーはワイヤレス機能を無料で使えて、新聞・雑誌コンテンツの自動更新機能も備えている。料金回収は Amazon が行ってくれるので、新聞社はデジタルのコンテンツを提供するだけで良い。となれば、Kindle は新聞社にとって、配達から請求までの機能を代替してくれるものになるでしょう。先日、New York Times に対して「紙媒体で新聞を発行するのを止めて、購読者に Kindle を配った方が安上がりじゃないか?」と述べている人がいることをご紹介しましたが(参考記事)、Amazon 自身が新聞社に対して「記事作成以外の面倒な作業は、僕らが代わりにやってあげるよ」と言っているような気がしてなりません。
もちろん Kindle が全てのエリアで使えるわけではありませんし、以前も書いたように「紙の新聞じゃなきゃ読まん!」という人も出てくるでしょう。しかし一部であっても、既存の新聞をネットを通じた情報配信に置き換えていかなければならなくなる中で、収入を広告に全依存するモデルではなく従来型の「購読料モデル」に近い姿を維持できる Kindle は、新聞社にとって魅力的な存在になっていくのではないでしょうか。
新聞社のために……というわけではないでしょうが、「無料が当たり前」のインターネットとは別の、独自のコンテンツ配信・課金ルートを創り上げてしまった Amazon。新聞社以外にも、このルートを利用したいという企業が出てくるのではないか、などということも感じた次第です。
投稿情報: 03:53 カテゴリー: ビジネスモデル | 個別ページ | コメント (0) | トラックバック (0)
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