ブログの新しい利用方法を拓くか?販売課金機能と読者管理機能を備えたブログサービス「Vector maglog」が始まるというニュース:
■ 「購読料」を設定できるブログサービス、ベクターが開始(ITmedia News)
読者管理と課金が行えれば、確かにファンサイトなどの運営ができそうですね。音声や動画、プログラムの公開もできるということですから、やはり小規模なファンサイトの構築に使われることを念頭に置いているのではないでしょうか。後はコンサルタントなど、専門知識の提供を商売にしている人が、ネット上で「知識を売る」ための新たなチャネルとして使えるのではと思います。
またプレスリリースによれば、今後のオプションサービスとして、「個々のファイル等を単品販売する機能」の提供を予定しているとのこと。実物を見てみなければ何とも言えませんが、例えば一連の資料のパート1だけをブログ記事として無償公開し、残りの部分はPDFファイルにして1部1万円で売る、などといった活用ができそうです。そうなれば、自分の持つコンテンツをかなり自由な形式で売ることが可能になりそうですね。
実際、すべてを非公開・有料制にしたブログを続けられる人は限られると思いますが、通常は公開・無料、価値のある(と作者が考えた)コンテンツだけ有料にする、といった形式を行える人は多いのではないでしょうか。であれば、今回の Vector のようにまるまる1つのブログシステムを提供するのではなく、ブログに埋め込む形でデジタルコンテンツの販売が簡単に行えるサービス、という方向性もあると思います。
例えば YouTube のようなイメージで、コンテンツをアップすると貼り付け用のタグを生成してくれる上に、埋め込んだオブジェクトから販売管理をすべて行ってくれるようなサービスがあったら便利だと思うのですが・・・ついでにそのタグを別のブログ(作者以外の人物が管理しているブログ)が貼り付けてくれて、そこから販売が発生したらアフィリエイト的な処理をしてくれるとか。僕が知らないだけで、そんなサイトがどこかで始まっているのかもしれません。
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