なんでも作ってもらえる世の中？

ネットを経由したサービスの特徴の1つが「カスタマイズ可能」という点にあると思いますが、「オリジナル・ラブソングを作って（歌って）くれるサービス」というものがあるそうな：

■ Customized love songs (Springwise)

カナダの TailoredMusic.com というサービスがそれ。文字通り「音楽を仕立ててくれる（tailor）」というものなのですが、以下のような手順でラブソングを作ってくれるとのこと：

1. 曲のジャンルとアーティスト（プロのミュージシャン）を選ぶ（必要な金額と時間はアーティストによって異なる）。
2. デフォルトの歌詞が表示されて、音楽（歌詞付き）が流れる。
3. デフォルトの歌詞を好きなように修正（ただし変えられる部分は限定されている）。
4. 音楽を受け取る方法を選ぶ（ダウンロードもしくはギフト包装されたCD、歌詞カード付き）。
5. 1～2週間で曲が完成し、指定した方法で受け取れる。

という具合。例えば以下の画像は、Michelle の Jazz #1 を選択したところ（価格は最安値の$99！）。黄色くなっている部分が修正可能で、[ ]で選択されている言葉（自分/相手の名前など）は必ず修正しなければならない箇所です：

う～ん、僕は（もちろん）ラブソングなんて贈ったことも贈られたこともないのですが、こういうのはどうなんでしょう。自作だからこそ価値があると思うのですが、逆に自作じゃない（さらにプロのミュージシャンが歌っている）からこそ、重くならない・イタくならないという効果があるのかも。パーティーにバンドを呼んで、好きな歌を歌ってもらう感覚でしょうか（それもしたことないけど）？

こないだテレビで「おわび文をゴーストライトしてくれるサービス」というものを見たのですが、けっこう需要があるそうです。さすがにこのサービスは「僕が作ったよ」とまでは言えないものの、オリジナルのラブソングを贈りたい・けど作れないというニーズを満たすことができるのでしょう。そんなニーズがどれくらいあるのかは別にして、才能やスキル・設備などの関係で一部の人々しか作れないモノを、WEBの力で簡単に作成してもらうサービスというのは、まだまだ応用可能かもしれませんね。