暗い話題ばかりだとアレなんで。昨日見つけた気になるニュース。京都大学の西田豊明教授らが、本人に代わって質問に答えてくれる「分身」をコンピュータ上に作る技術を開発したとのこと:
■ 蓄積データ活用 チャットができる -- 有名人とも仮想会話?(東京新聞)
システムの名前は「エゴチャット」。なんだか怪しげなネーミングですが、「過去の会話内容などから、新たな質問に対して最適な回答を探し、音声で答える」という優れもの。インプットとなるデータは、メールなどでも良いようです。ちなみに以下のリンクが、記事中でも紹介されていた東大のサイト。実際に構築されたシステムを見ることができます:
■ EgoChat番組表 (東京大学工学部・大学院工学系研究科)
まだまだ見てくれには進化が必要だと思いますが、これが過去に蓄積されたデータ(このシステムをつくるために作成されたのではないデータ)から回答を自動生成しているのだとしたら、すごい話ですよね。ある意味「知能を持つアバター」と呼べるのではないでしょうか。
そのうち個人の志向や興味・クセなどを解析して、ネタさえ投げれば勝手に記事を書いてくれる「エゴブログ」や、好きなコミュニティに勝手に参加して友達を増やしてくれる「エゴSNS」が登場したりして……。「ネット上に別の人格を持つ」というのが、文字通りの意味になる日も近いのかも?
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