マンガ版プレイリストの時代？

これいいなぁ。同様のサービスが既にあるのかもしれませんが、好きな作品を集めてマンガ本が作れるというもの：

■ コンテンツワークス、好きな手塚治虫作品を選んで単行本が作れるオンデマンドサービスを開始 （ASCII.jp）

紹介されているのは、「手塚治虫オンデマンドマガジン」というサービス。その名の通りオンデマンド出版サービスの1つですが、特徴は作品を自由に選択して1つの本にできるという点。手塚治虫作品に限られていますが、選択できるエピソードは全部で433にも上るそうです。なんと最終的には、約1,200エピソードから選択可能になるとのこと！

ちなみに詳細な仕様は以下の通り（公式サイトより抜粋）：

1. 作品のエピソードは総合計が174～214ページの範囲内で収録できます。
2. 可能な限り、雑誌掲載時の貴重な扉絵を収録しています。
3. 表紙デザインは、用意された379種類のデザインから選択できます。
4. 200文字の「メッセージ」を自由に裏表紙に印刷できます。
5. 奥付と裏表紙に「編集者」としてお名前やペンネームを記載できます。
6. 背表紙に、3桁までの「巻数」を入力することができます。

自分の名前を「編集者」として記載できるのが素晴らしい！そう、ユーザーは編集者になれるわけです。自分のお気に入りの作品だけ集めたり、同じテーマのエピソードを異なる作品から集めてみたり、プレゼントとして誰かにぜひ読んで欲しいエピソードを集めたり……いろいろな楽しみ方ができそう。

なんかWEB2.0かぶれなことを言い出しますが、他人の「編集」した作品を共有できるような仕組みを作っても面白いかもしれませんね。手塚治虫ならマニアの人も多いでしょうから、他人がどんな作品を集めたか、うんちくと一緒に閲覧できたら楽しいと思うのですが。このサービスが流行ったら、ブログやSNSで「こんなコレクションがオススメ！」みたいなことを書く人も出てくるかもしれませんね（ついでに自分のコレクションをアフィリエイトとして「売る」ことを可能にしても面白いかも）。

いわば「マンガ版プレイリスト」のようなこのサービス、ぜひ他の漫画家や、小説など他の分野にも進出して欲しいと思います。