AR(拡張現実)を説明する際に、よく「スカウターのようなもの」とか、「ターミネーターの視覚のようなもの」といった説明がなされます。目の前にいる人物が何者なのか瞬時に情報が表示されて、場合によっては敵か味方かまで教えてくれるといったイメージですね。既にそれに近い発想のARアプリケーションはいくつか登場しているわけですが、いよいよこんなものまで現れました:
■ iPhone App Tracks Battle Buddies (Rifle Mount Optional) (Wired.com)
"BattleTac"というサバイバルゲーム用の情報システムを提供している会社がリリースした、Layar(※モバイルARブラウザ)用のコンテンツについて。ゲーム内での敵味方を判別して、その位置を地図上にプロットしたり、AR的に現実空間に表示することができるというもの。こちらが使用イメージ:
(※こちらのページにあと2枚画像が掲載されています)
その他に「バーチャルラジオ」という機能があり、味方の間でコードを決めておくと、そのコードでログインしている仲間にだけメッセージを送ることができます。うーん、これは実際にプレイしてみたい!BB弾で撃たれるのはキライだけど。
ただし位置情報が更新されるのは5分毎、もしくは100メートル移動する毎ということで、まさしくSF作品のようなリアルタイム感にはちょっと遠いようです(いちおう手動による強制アップデートが可能)。また位置測定にはGPSを使用しているので、やはり若干の誤差があるとのこと。しかしこんなARアプリを使用したサバイバルゲーム、日本でも流行るかもしれませんね。
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