ネタです。いや、パワーポイントというと何かと邪悪な存在として糾弾されるものですが、それをこんな楽しい競技(?)にできるとは。海の向こうで「パワーポイント・カラオケ2009」なるコンテストが開催されています(via. swissmiss):
パワーポイント・カラオケ(PPTK)とは何か。当然ながらパワポで歌を唄おうなどという話ではなく、以下のように解説されています:
Imagine this: You have to deliver a PowerPoint presentation about an unfamiliar topic, with slides you’ve never seen, to an audience eager to heckle and laugh at you. If you’re in your underwear, you’re having a nightmare. If you’re clothed, it’s called PowerPoint Karaoke.
想像してみて下さい: これからパワポを使ってプレゼンをしなければなりません。しかしトピックには馴染みが無く、スライドの中身も知らず、観客はあなたを野次って笑い飛ばしてやろうと待ち構えている。寝間着を着ているなら、悪夢を見ているのでしょう。しかしちゃんと服を着ているのなら――それはパワーポイント・カラオケです。
つまり事前にどんなスライドなのか確認することはできず、いきなりランダムなトピックとスライドを振られて、即席でプレゼンを行わなければならないと。それを「プレゼンの流れ」「ゼスチャー」「専門用語」「信頼性」などといった要素で審査員がジャッジし、優勝者を決めるというイベントだそうです。いや、結局どのくらい会場を盛り上げたかで決まるんでしょうけど(笑)
ちなみにこちらは、2008年にSXSW内で開かれたコンテストの様子:
これは……なかなか楽しそう(観客として見ている限り)。特に米国の場合、説明文はごく僅かにして、視覚的にインパクトのある画像やグラフを使う傾向がありますから、いろいろと面白い解釈が可能でしょう。逆に日本でやると、スライド内に書かれている文章を読んでいるだけでプレゼンが成立してしまうという、文字通りの「カラオケ」になってしまうかも。
ともあれ、現在ネットから参加が可能で、このパワーポイント・カラオケを行っている様子をビデオに撮影し、10月31日までにアップして欲しいとのこと。優勝賞金はなんと5,000ドル!おバカなイベントですが、金額はバカになりません(笑)
参加したいという方、こんなツールも公開されているのでご利用下さい:
スライド共有サイトの SlideShare に公開されているスライドを、ランダムに表示してくれるというもの。キーワードを入れてボタンを押すだけで、適当なスライドを引っ張ってきてくれます。これで本番に向けて練習してみるか、仲間内でパワーポイント・カラオケ・コンテストを開いてみても楽しいかも。日本語以外のスライドが山のように出てくる?心配いりません、PPTKの精神から言えば、読めない言語で書かれていたとしても、それを乗り越えられるかどうかが勝負なはずですから。
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パワーポイントカラオケっておもしろいですね
投稿情報: カラオケ | 2010/08/03 17:57