Rauru Blogによると、アメリカではWordPressがMovable Type/Type Padからシェアを奪いつつあるとのこと(すみません、データをネットで探してみたのですが見つからずです)。そこで前から気になっていた、「ブログの乗り換え」という問題について。
そもそもこの問題が気になりだしたのは、ライブドアなどが低年齢者向けブログサービスを開始した、というニュースを聞いてから(関連記事はこちら)。中学生や高校生がこういった「可愛い」ブログを使うだろうというのは分かるけれど、彼らが20代・30代になった時、同じブログを使い続けるだろうか?と思ったのです。また年齢だけではなく、もし自分がいま使っているものよりも「自分にあっている」と思うブログソフト/サービスを見つけたら、どのくらいの人が新しいブログに移行するでしょうか?
問題を複雑にするのは、ブログは単純なアプリケーションではなく、「過去の投稿」という資産を持っている点。もちろん他のブログに乗り換えたからといって、以前使っていたブログが削除されてしまうわけではありません。しかし過去の記事を一括で検索することはできなくなりますし、現在の読者を新しいブログに誘導しなければいけないなど、不便が生じます。新しいブログに乗り換えることは、単純な機能の比較ではできないでしょう。(※複数のブログを掛け持ちして、それぞれ異なる趣旨で運営する場合は除きます---参考記事)
となると、ポイントはデータのダウンロード/アップロード機能が提供されるかどうか、というところでしょうか。現在でもgooのブログなど、データダウンロード機能が提供されているブログは存在します。しかしバックアップが主な目的で、他のブログからの乗換えを視野に入れたものは少ないのではないでしょうか。よく調べてみなければいけませんが、他のブログから簡単に記事データを引っ張ってこれるというブログソフトは少ないと思います。
URLを入力するだけで、勝手に記事を読み取り、過去のエントリーとして追加して追加してくれる---そんなデータ移行機能を売りにして、シェアを奪おうとするブログソフトも現れてくるのではないでしょうか。またはそんな機能を提供するフリーソフトやシェアウェアが出てくる可能性もあります。というより僕はそんな機能が欲しいのですが(自分は乗換えを経験した立場ですし)、他の複数ブログを持っている人たちはどう思っているのでしょうか?
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