メールマガジンに登録すると、その時点での最新号が配信されるのではなく、「第1号」から順番に配信されてくることがあります。このようにある順番に従ってメールを配信する仕組みは、サービスによって「ストック型メール配信」や「オートステップメール」などと呼ばれていますが、同じことをRSSで行っているサービスがありました:
Someone Comes to Town, Someone Leaves Town
ここで用意されているRSSフィードを登録しておくと、小説"Someone Comes to Town, Someone Leaves Town"が第1章から配信されてきます。
実はこのアイデア、少し前からネット上でディスカッションされていたのですが、実際に実現したサービスを見るのは初めてです。考えてみれば、極端な話「1月1日から読み始めた人用RSS」「1月2日から読み始めた人用RSS」のように365日分のRSSフィードを用意して更新するだけでも実現できますから、技術的には大きな問題はないようです。
しかし単純な仕組みでも、何かのレクチャーをするための情報を配信する場合や、上記のサービスのように小説を配信する場合など、幅広い用途が考えられそうです。
さらにカレン広報部の四家さんが、RSS配信の発展について、こんなコメントをされていました:
おそらくこの次に出てくるのは、時間帯に応じたクリップの変化ではないでしょうか。つまり朝はニュースサイトのRSS、昼は仕事に関係するブログのRSS、夜には趣味系のブログのRSSが自動的にクリップ表示されるようになるのです。
さらには無線LANの普及に対応して、接続している位置によって表示が変わるというのもありです。自宅と職場と喫茶店では違うRSSがでてくる…とか。ってこれは僕が勝手に推測しているのだけですが。
(「RSS/ATOMを変えるGoogleDesktop」カレン広報室 ベスト・メッセージングBlog)
RSSの「配信のされ方」は、これからどんどんバリエーション豊かになっていくのかもしれません。
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