商品/サービスを無償で提供し、広告収入に頼るモデルが流行っているわけですが、ついにこんなところにまで:
電動カート 広告付け無償提供--東京インベスメント 高齢者向け(日経産業新聞2006年1月6日第19面)
残念ながらまだWEB上では記事がありません。タイトルからほぼご想像できると思いますが、電気製品輸入販売を手がける東京インベスメントという会社が自社設計の電動カート(メディアカート)に他企業の広告を載せ、高齢者に無償提供する事業を始めたとのこと。紙面では例として、エイチ・アイ・エスの広告を載せた電動カートの写真が掲載されています。
ちなみに広告料は縦210mm×横297mmで年間12万円、契約期間は最短1年とのこと。広告主を探すために広告代理店と提携する考えのようですが、既にエイチ・アイ・エスなど5社と契約がまとまっているそうです。
この方式、お年寄りに電動カートを無償提供できるという良い一面があることは確かです。しかし自分が動く街頭広告になりたいか?と言われれば、ちょっと遠慮したいと思いますね。お年寄りが乗る電動カートに広告を出したい、という企業もあまり多くないと思いますが・・・しかし高齢者向け市場が今後成長することを考えると、シニア向け商品を販売する企業にとっては魅力的な「広告媒体」となるんでしょうか。
ちなみに現在の広告スペースは普通の透明パネルのようです。将来的には液晶パネル化、無線LAN搭載で広告が変化するといったモデルも登場するのでしょうか。さらにGPS搭載で「位置連動型広告」が可能になったり、お年寄り達の立ち話を音声認識して「会話連動型広告」が可能になったりして。移動距離(つまり広告が露出した度合い)に応じて、利用者にも広告料がキャッシュバックされる仕組みぐらいできれば、僕も将来乗ってもいいかな。
はじめまして。
東京インベスメントの記事を検索をしていてお邪魔しました。
私とは違って文章にキレがありますね。
今後も時々覗かせていただきます。
TB貼らせて頂きました。
投稿情報: Kid83 | 2006/01/14 00:38
Kid83さん、はじめまして。
コメントありがとうございます。東京インベスメントの取り組み、成功するかどうかは別にして、面白い着眼点ですよね。またコメントお待ちしております。
投稿情報: アキヒト | 2006/01/14 16:11