ここで宣言するのも何なのですが、実はある方にお金を借りています。といっても大金ではなく、飲み会の代金6,300円。諸事情で銀行からお金を下ろせず、貸していただくことになってしまいました。
そんな状況だからでしょうか、Techcrunchで紹介されていたBillMonkというサービスを見たとき、これは便利!と思ってしまいました:
BillMonk - Social Money (TechCrunch)
この"Social Money"なるものにおもしろい定義がされているので、BillMonkのサイトからちょっと引用しておくと:
Social money /so·cial mon·ey/, n.
Informal debts between friends, traditionally noted on scraps of paper affixed to the refrigerator door.
Historically a cause of social tension; ``neither a borrower nor a lender be, for loan oft loses both itself and friend'' [Shak., Hamlet].
BillMonk allows friends to borrow and lend in bliss.
「Social Moneyとは、友人間の非公式なお金の貸し借りで、かつては紙の切れ端に記入されて冷蔵庫のドアに貼られていた。古くから、関係がギクシャクしてしまう原因となっている・・・。」それを解決するのがBillMonk、というわけです。
お金の貸し借りを記録しておく機能というのは、なかなかユニークで、それでいて非常に有益なのではないでしょうか?相変わらず新しいSNSサービスが生まれてきていますが、内容的にはどれも同じものばかりで、ユニークな機能というのはなかなかありません。友人間で発生するトランザクションというものにもっと注目してみれば、お金の貸し借り以外にも、もっとSNSでサポートできるものがあるかもしれませんね。
まだサインアップしていないのですが、タイミング良く(?)お金も借りてることだし、登録して、借りている相手の方も招待してみようかな。
<1月26日追記>
百式さんでもBillMonkが紹介されていたので、リンクしておきたいと思います:
なぁなぁの見える化(百式)
タイトルがすばらしい。確かに「なぁなぁ」で終わるところが見える化されるサービスですよね。
<追記2>
丹野さんにコメントをいただいたので、BillMonk上でも精算されている証拠を(クリックで拡大):
こんな風に、過去のステータスをグラフで表示してくれたりします。ちなみに金額はドルでしか入力できないので、ドルで設定してありますが、実際には日本円でお借りしました。
<追記3>
CNET に開発者インタビューが掲載されていました。参考にどうぞ:
■ Web 2.0の挑戦者:友人との貸し借りを気持ちよく管理できるWebアプリBillMonk (CNET Japan)
おもしろいSNSですね~
他のサービスと組み合わせるともっと使い勝手が良さそうな気がしますね
投稿情報: pass_secret | 2006/01/23 12:48
確かに、独立したサービスというよりも、mixiあたりの追加機能として実現されたら便利ですね。お金だけじゃなくて、CDや本なんかの貸し借りも記録できたら面白そう。
投稿情報: アキヒト | 2006/01/23 13:24
友人・知人間のトランザクションの記録と考えると面白そうですね。
>>CDや本なんかの貸し借りも記録できたら面白そう。
私もよくDVDとかCDとかを人に貸したりするのですが、たしかにこのへんが可視化されるといいかもですね。お金の貸し借りと同様、情報の伝播とちがって往復がセットになるトランザクションですね。
ものすごくニッチ(というかスポット需要)になりますが、年賀状のやりとりなども、可視化してみるといいかもですね。現実的ではないですが、結婚式のご祝儀とか、相関図がみれたら面白いですね。
投稿情報: p-article | 2006/01/23 15:41
そうですね、これまでのSNSは「情報の伝播」だったわけですが、このSNSは「金(物)のやり取り」が基本となるわけです。
実はBillMonkをSNSと言ってしまって良いかどうか分からなかったのですが、「金(物)の貸し借りから人間関係を記録する」という、ある意味非常に本質的なSNSかなと思います。確かにご祝儀の記録など、派生サービスが広がる可能性を秘めていますし、TechCrunchの記事で触れられていたようにPayPalなど決済サービスと結びついても面白いのではないでしょうか。
投稿情報: アキヒト | 2006/01/23 16:05
お金をお貸しした者です。
昨日、ちゃんと返していただきました(笑
SNSで仲良くなると、食事にいったり遊びに行ったりするわけで、お金の貸し借りをするケースも増えますよね。そう考えると、SNSのキラーコンテンツっていうのもありえるかも。
余談ですが、SNSが流行ると、外食産業とかギフト産業(?)の景気がよくなるんじゃないかと思っています。
投稿情報: 丹野 | 2006/01/26 17:28
丹野さん、その節はありがとうございました。BillMonk上でも精算しておきましたので、ご確認下さい(笑)
SNSを「人間関係をサポートする機能」と考えると、お金やモノの貸し借りを記録しておくというのはあっておかしくない機能ですよね。Tiariへの実装、どうですか?(笑)
ブログやSNSを通じて人間関係が活性化されれば、外食産業やギフト産業にもプラスの効果が出ますよね。最近はブログ/SNSとEコマースサイトが直接結びつく例も出てきましたし、ソーシャル○○サービスと「カネ」は意外と深く結びつくのかも。
投稿情報: アキヒト | 2006/01/26 17:48