TechCrunchでまた面白いサービスが紹介されていました。今回は"3bubbles"という、ブログ記事にチャット機能を付けることができるサービス:
Preview of 3Bubbles (TechCrunch)
左にあるのがそのロゴなのですが、3つのふきだし(bubbles)をかたどった分かりやすいマークになっています。このサービス、Stowe Boydがアドバイザリートして関わっているとのことで、Boydのブログ"/Message"にも記事が出ています:
First Glimpse: 3bubbles (/Message)
内容はごくシンプルで、簡単なコードを埋め込むだけで、ブログ記事単位でチャット機能を付け加えることができるというもの。/Messageの記事には次のような記述があります:
Imagine that next to your post's "comments (2) | trackbacks (1)" there was an additional "chat (5)" indicating that 5 people were discussing that post, right now.
コメント、トラックバックに続く、ブログ第3のコミュニケーション・メディアとして「チャット」が追加される、というイメージになっているわけです。TechCrunchはブログにチャット機能を導入することに肯定的で、Memeorandumのようなニュース・アグリゲーションサイトにも埋め込んだらどうか、と提案しています。
将来の計画では、チャット画面には広告が表示され、広告収入はブロガーとシェアされるとのこと。もしくは広告を表示させたくないユーザーは料金を払い、広告が出ても良ければ無料で使うことができる、というモデルにすることも検討しているようです。
うちのようにトラフィックが少ないサイトではあまり意味が無いかもしれませんが、人気ブログにチャット機能があったら、今までにないコミュニケーションが可能になるかもしれませんね。記事の内容をめぐって、ブロガーと読者の間でリアルタイムのディスカッションが始まるとか。またブログを中心としたコミュニティ、というものも、チャット機能があればより強化されると思います。
最近coCommentのように、ブログが持つ「会話を引き起こす」力を促進するサービスが現れてきています。3bubblesもチャットという新しい側面をもたらすことにより、ブログの会話力醸成を一段と強化させることでしょう。この流れで考えれば、自分が行ったトラックバックを一元管理する仕組みや、記事を書いたブロガー本人ではなく、読者がリンク/トラックバックを記事に埋め込むことを可能にする仕組みなど、いろいろな新サービスが考えられるのではないでしょうか。
この3bubbles、招待制ベータテストが来週から始まるとのこと。参加申し込みは公式サイトで受け付けているので、興味のある方は是非(もちろん僕は登録しました)。もし招待に落選してしまっても、/Messageに3bubblesのチャット機能が埋め込まれるそうなので、実物を確認したい方はチェックしてみて下さい。
私も 3bubbles のベータ登録をしました。といっても POLAR BEAR BLOG の記事を読んでからではなく、こちらの記事を読んだためです。
- http://the-enginerd.blogspot.com/2006/02/3bubbles.html
各方面で注目のサービスとなっているようですね。
投稿情報: @aka | 2006/02/12 22:47