シロクマ日報にも書いたのですが、昨夜は品川のオイスターバーというお店で会食。品川は自宅から遠いこともあり、あまり足を運ばない駅なのですが、オシャレな雰囲気のレストランで食事も楽しめました。で、次々に運ばれてくるカキ料理を見てふと感じたことを。
「オイスターバー」と銘打っているだけあり、このお店では様々な産地のカキ(広島産やオーストラリア産など)を扱っています。プレートが運ばれてくる際、ウェイターの方が「こちらは○○産のカキになります」と説明してくれるのですが、残念ながら外見上はごく僅かな差しかありません。結局「あれっ?これってどこ産って言ったっけ?まぁ胃に入れば同じか~」ということに。きっと食通の方であれば、味や香りなどからも判別可能なのかもしれませんが、僕にはほとんど区別がつきませんでした(同席されていた方は分かっていたのかもしれません、念のため)。
しかしせっかくカキの専門店に言ったのですから、「オレ昨日オイスター食いに行ってさー」と語りのひとつもしたいものです。そこで、こんな仕組みはどうでしょうか:
- 会計が終わると、ウェイターさんが小さなチラシを人数分渡してくれる。
- そのチラシには、今日食べたメニューのリストとQRコードが掲載されている。
- QRをケータイで読み込むと、サイトにアクセスして食べたメニューの詳細がチェックできる。「広島産のカキは・・・」「オーストラリア産のカキは・・・」「味付けのヒミツは・・・」などと薀蓄を仕入れることができる。
- メニューの詳細では「このメニューが好きな方にはこちらもオススメ」のようなレコメンデーションもしてくれる。
- ついでに感想の書き込みや、★5つによる評価も可能。当然寄せられたコメントの閲覧も可能。
※以上の内容は、すべて僕の妄想です。
※しかし、既にこんな仕組みを実現しているところがあるかも。
こんなアフターサービスが用意されていれば、「やっぱり今の時期はオーストラリア産だよねー」「オイスター・キルパトリックはカクテルが隠し味だよねー」といったトークが可能になるわけです(これらはあくまで例ですので、本当にそうなのかは知りません)。しかもケータイから見れるようになっているので、帰りの電車の中で思わず確認してしまったり、家族や友人・恋人の前でとっさに薀蓄を披露できるというメリットもあります。
まぁ、バカバカしいと言えばバカバカしい機能なのですが。しかし「語りたい」と思っている人が、「語りたい」と思ったタイミングで、「思わず語りたくなってしまうようなネタ」を簡単に手に入れられるような仕組みを作ることで、ちょっとしたクチコミ効果を引き起こすことができるのではないでしょうか。特にこうした専門店の場合には、話しかけられた人が「そうか、じゃあ○○産のカキ(もしくは珍しい調理法のカキ料理)を食べに行ってみよう→○○産のカキが食えるのはあの店しかないからそこに行こう」と考え、来店するという集客効果が狙えると思います。
というわけで、昨日の感想は「とにかくカキがおいしかった」ということで。実は一番美味しく感じたのは普通のカキフライだった、と言ってしまうと、オイスターバー的には嬉しくないのかもしれませんが(あ、ですがタルタルソースがカレー味になっていて、一味違うカキフライでしたよ)。
Goodです、このアイデア!
僕が店を持っていたら絶対実現していたでしょう。代行サービスなんかも考えられるかもしれませんね。お店のURLも入れればお客様のブログで紹介してくれるかもしれないし、マーケティング手法として有効だと思います。
投稿情報: munesora | 2006/08/31 17:06
ありがとうございます!
最近は頼んだ料理をレシートに印字してくれるお店も多いですが、グループで出かけた場合は精算を担当した人しか持ち帰れませんよね。まあレシート=領収書なので、何枚も出力できるわけではないですから、だったらお楽しみ用のレシートもどきを人数分出力してくれてもいいのかなぁと。そんな風に考えてみました。
またネットに接続させなくても、例えば簡単な写真とメニューの名前を印刷してくれるだけで、「そうそう、昨日はこんな料理を食べて・・・」という会話のきっかけになるのではと思います。そう考えると、むしろレシートサイズの細長い紙(財布に畳んでしまっておけるように)に出力するのが正しいかもしれませんね。
投稿情報: アキヒト | 2006/08/31 22:20