最近旅行に行くヒマもなければ、予定すらない状況なのですが、ちょっと面白そうな仕掛けが登場したとのこと。宿泊予約サイト「ベストリザーブ」に、ホテルの人気順で検索結果をソートする機能が加わったそうです:
■ 空室検索を「人気順」に ベストリザーブ (ITmedia News)
通常通り条件(滞在予定日や滞在日数、人数、予算など)を設定して検索すると、合致するホテルの一覧が表示されます。ここで表示順序に「お客様人気」を選ぶことで、結果が人気順に並べられて表示される、というわけです。また人気を集めているホテルには「人気」アイコンが付いて表示されます。
宿泊施設というと、名前だけで安心して泊まれるというのはほんの一握りで、大部分は「名前も聞いたことがないけれど、検索エンジンでは☆3つが付いているから大丈夫そう。だけどコレといった決め手にかける」というものがほとんどでしょう。そんな時、人気を集めている順に並べてくれるというのは重宝するはずです。気になるのはどうやって「人気」を判断しているかですが、
新検索エンジンは、過去の予約数や宿泊数、プランの割引料金、宿泊希望曜日などを加味して「人気順係数」を算出し、係数が高い順に表示する。
とのことですから、実際に多くの人々が宿泊していることが反映されているようですね。いってみれば、ネット上で「行列」を再現するような仕組み、と言えるでしょうか。しかしせっかくの「人気順係数」が見えるようになっていないので、「本当に客観的な評価なの?」という疑問を感じてしまうのが残念なところです。例えば係数が多いと本当に「行列」が表示されるとか、過去の空室率が参照できるとか、凄さをアピールするような工夫があると良かったのですが。
こういった「集合知」的にみんなの意見(過去の行動)を集約して活用するサイトはずいぶん増えてきましたが、「過去の予約数をまとめる→検索結果のソート順にする」のようにちょっとした工夫でまだまだ応用が可能かもしれませんね。
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