私事ですが、子供を保育園に送り迎えするのに苦労しています。園が離れた場所にあるので、基本的にクルマでの送迎。しかし駐車スペースが1台分しかなく、他の親御さんがいると少し離れた場所に停めなければなりません。都内で保育園に通わせるのはこんなに大変なのか!と実感しているのですが、こんなサービスがあったら少しは違うのかもしれません:
■ Online exchange for parking spaces (Springwise)
イギリスの Peasy.com というサイト。Peasy とは"Parking Easy"の略で、その名の通り駐車場問題を解決してくれるサービスです。その方法はというと、"Peasy.com is the online marketplace for car parking spaces."(Peasy.com は駐車スペースのオンライン・マーケットプレイスです)という言葉の通り、「駐車場をオンラインで取引してしまおう」というもの。
さっそく(もちろんイギリスに住んでいるわけではありませんが)登録して使ってみようとしたのですが、フリーのメールアカウントでは受け付けてくれない模様。残念ですが、Springwise の記事をまとめると:
- 駐車スペースを貸し出したい人は、駐車場の場所と貸し出し条件(料金、貸し出し期間、日割りか月極めかなど)を登録。
- 借りたい人は、登録されているデータを検索し、自分に合ったものを探す。
- ただしプライバシー保護のため(同時に Peasy を飛び越して直接契約を交わそうという行為を排除するためでしょう)、駐車場の正確な場所が分かるのは契約を結んでから。それまでは、通りの名前などだいたいの場所しか分からない。
- Peasy は手数料として、契約料金の12%を請求。
だいたいこんな感じでしょうか。契約まで正確な場所が分からないというのがどの程度使い勝手に影響するのか、12%という手数料が高いか安いかは分かりませんが、駐車場スペースもCtoCで取引可能な時代になったというわけですね。
時間不足で日本にも同様のサービスがあるかどうか調べていないのですが、普通は「一企業がデータを収集してきてポータルサイトで公開」という感じですよね。もしくはヤフオクとかで、「○丁目○番地の1ヶ月の駐車権」とか売買するケースがあるのかな。その辺調べてみると面白そうですが、オークション形式で駐車スペースがCtoC取引できるようにしてもアリかも。いずれにしても、まだ消費者同士の直接取引が実現していない分野の中で、意外にニーズの高いものが隠されているのかもしれませんね。
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