これも Springwise で紹介されていたアイデアですが、携帯電話からジュークボックスを操作可能にするシステムだそうです:
■ Jukebox by text message (Springwise)
紹介されているのは Rippamedia というシステム。利用イメージはこんな感じ:
- 付き合い出して間もないカップルがレストランへ(別にカップルじゃなくてもいいんですが)。
- なんとなく打ち解けない二人。そこで彼氏は、彼女が好きな曲をかけてあげようと思い立つ。
- 化粧室に行くため、席を離れる彼女。彼氏がふとメニューを見ると、「ジュークボックスを操作するにはこちら」という案内と共に、SMSのアドレスが書かれているのに気づく。この宛先にメッセージを送ると、折り返しURL付きメッセージが送られてきた。
- 送られてきたURLにアクセスする彼氏。すると画面には、ジュークボックスの操作メニューが!彼は早速"D.M.S.R."をリクエスト(別に曲はなんでもいいんですが)。
- 席に戻る彼女。すると店内には、彼女の好きな曲が流れ始めたではありませんか!
- 「この曲いいよね。着メロにしたいわ」と彼女。彼氏がふと画面を見ると、「この曲の着メロを買うにはこちら」というリンクがあるではありませんか!彼は早速、彼女にもアドレスを教え、着メロを設定してあげるのでした。
- こうして二人の夜はふけていく……。
別にドラマ仕立てにする必要はなかったのですが、イメージが沸きやすいようにということで。ちなみにご想像の通り、ジュークボックスを操作できるようにするというのは「きっかけ」に過ぎず、ここから
- 着メロ以外のダウンロードコンテンツを売りつける
- 顧客情報を集めて、後々のプロモーション活動に利用する
- 2回目以降の利用客にはパーソナライズされた画面を見せ、プロモーション効果を増大させる
などなどの工夫を凝らすようになっています。
曲のリクエストは有料(来店客が支払う)のようですが、個人的には無料にしてしまい、着メロや他のダウンロードコンテンツで儲けるようにした方が結果的に利用者を増やす(そして収益が増える)ことにつながるのではと感じます。ああ、でもそうするとお店にいないで変なリクエストをしてやろう("Temptation"とか?)という輩が現れるわけか。リクエストだけはお店にいるお客しかできない、ようになるといいのですが難しいですね。
どこまで成功するかは分かりませんが、携帯電話からコンテンツ販売サイトへアクセスさせる誘引として「お店のジュークボックス」を利用するというのは面白いのでは。しかし最近ジュークボックスが置いているお店なんて見ていないから、日本ではダメそうかな。日本でやるとしたら、カラオケの操作(曲の入力)を手持ちの携帯電話でできるようにする、とか?
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