「良いモノを作ったのだから売れるだろう」「このサービスならヒット間違いなし」と思ったときには、adfreak の記事で紹介されていた「ある映画」の予告編を観ると良いかもしれません:
そう、これは間違いなく Star Wars のエピソードIVではありませんか。1977年当時の予告編とのことですが、有名なテーマソングも使われていなければ、具体的なストーリーの解説もありません。目を引くシーンが切り貼りされているだけで、"The story of a boy, a girl and a universe"(少年と、少女と、宇宙の物語)などという宮崎アニメのようなキャッチコピーが使われています。今から30年前ということを考慮に入れたとしても、この予告編を観て本編を観たいと思う人は少ないでしょう。
いくら素材が良かったとしても、その見せ方次第では美味しさや価値が伝わらない/逆に不味そうに見えてしまうことがあるわけですね(ただこの予告編は、「本当に良いものは最終的にヒットする」という例になってしまうかもしれませんが)。また当事者の間であったとしても、あるモノ/サービスの本当の価値を伝える/理解するのは難しいのだ、ということを諭してくれているのかもしれません(特にそれが Star Wars のように、これまでに例を見ないような作品である場合には)。
とはいえ、僕が1977年当時に「Star Wars の宣伝をやれ!」と言われても、やっぱり同じような間違いをしていたでしょうね。ただ最後のロゴ大爆発だけはあり得ませんが……。
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