ゴールデンウィークは疲れるほど遊んだ……という方には関係のないニュースですが。最近運動不足で、夏に向けてダイエットしようと考えている方。走って運動するなら、この記事を読んでから目標距離を設定した方が良さそうです:
■ "Easy" way to keep trim as you age: Just run a marathon a week (Cognitive Daily)
米エネルギー省の Berkeley Lab が7年以上一定のランニングを続けている人々(約6,000名の男性+約2,000名の女性)を対象に行った調査の結果、長い距離を走っても減量効果はそれほど上がらないことが明らかになったそうです。
詳しい結果はというと:
- 25歳から34歳の男性の中で、1週間に走った距離が15マイル(約24キロ)以下の人々は、平均で毎年1.4ポンド(約635グラム)体重が増えていた。
- 同じ男性の中で、1週間に走った距離が15マイルから30マイル(約24キロ~48キロ)の間の人々は、毎年0.8ポンド(約363グラム)体重が増えていた。
- 同じく毎週30マイル(約48キロ)以上走った人々は、毎年の体重増加が0.6ポンド(約272グラム)だった。
とのこと。つまり1日に約7キロ走ると、7年間での体重増を約2キロ体重に抑えられるのに対して、1日に走る距離が約3キロだけでも、体重増を約4.4キロに抑えられると。まぁ走らないよりは走った方が良いという結論には変わりないのですが、あまり長い距離を走っても効果が倍増する、ということにはならなそう。ちなみに上記記事の元ネタの方では、「年を取れば取るほど、体を動かすことの効果は『体形が変わる』という形ではなく、『(同年代の他の人々に比べ)体形が以前と変わらない』という形で現れるようになる」というコメントが紹介されています。
これは1つの実験結果に過ぎないので、実際には食べるものやコンディションなど、様々な条件を加味して考える必要があるのでしょうが。費用対効果の視点から見ると、走るのはほどほどの距離に抑える(そして後は食事を制限する?)のが良いのかも。ええ、もちろん一切運動しないのは最悪だって分かってますよ。
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