最近はセカンドライフでしか活動しない歌手がいたり、プリンス御大が無料でCD配ったりと、音楽業界の変化は加速しているようです。で、Springwise で紹介されてたのはこんなアイデア:
■ Crowd-managing a band (Springwise)
"crowd"は「ウィズダムオブクラウド(集合知)」とか「クラウドソーシング」でお馴染みのクラウド。それがバンドをマネージするという表題ですから、これだけで中身が想像できるかも。紹介されているのは VIPbandmanager というイギリスのサイトで、入会費20ポンドで「マネージャー」の一員になれるというもの。ただしメンバーの数が50,000名になるまでは活動を始めず、それまでは「仮登録」のような形で料金が発生することはありません。で、50,000名のメンバーが集まった暁には、みんなでバンドメンバーを選んだり、名前を付けたり、プロモーション活動を計画したり……などなどの活動を行うとのこと。しかし50,000人もマネージャーがいて、意見がまとまるのでしょうか?
メンバー(マネージャー)への特典としては、ライブの際のバックステージパスがもらえたり、現実に存在するバンドを育成できるという充実感が味わえたり、といったところのようです。僕が確認できていないだけかもしれませんが、バンドの売り上げをシェアする、といったことは無さそう。なら入会料も取るなよって感じですが、とりあえず50,000人集まるまでは無料ですし、将来的には変わっていくかもしれませんね。
ということで、僕も「マネージャー」の一員に登録してみました。早く50,000人のメンバーが集まるように、以下のビデオをブログ/SNSに貼ってプロモーションして欲しいそうです:
なんか胡散臭いカオだ……騙されているのかもしれない……。
まぁこの試みが上手くいくかどうかは別にして、クラウドソーシングを様々な業界/業務に当てはめてみるってのは面白いかもしれませんね。少なくとも「セカンドライフだけでプロモーション」なんて「???」なアイデアが選ばれることはないでしょうし。いっそのこと世界中のみんなにレコード会社全体を経営してもらったり、破綻した地方自治体を治めてもらうってのもアリかも……。
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