またまたタイトルのつけ方ネタですが。編集会議の2007年9月号に「ヒット書籍 タイトルの傾向」という記事があり、2007年上半期のヒット書籍をもとに効果的なタイトル付けについて考察されていたので、ちょっとご紹介。
早速ですが、記事では以下の7つが「口コミで広がりやすいタイトルに共通する7つの傾向」として挙げられています:
1. センセーショナル
時事問題に関する流行語など、時代の空気や流れをうまく表現した言葉を使う。「ワーキングプア」や「格差」などですね。これはSEO的にも、ブログにおいても効果的なポイントかも。
2. 日本・慣習
最近、日本人のアイデンティティを見直そうという動きが出てきているので。日本人論や日本的慣習を意識させるタイトルをつける。「品格」や「国家」、ストレートに「日本人」など。これはちょっと、ブログテーマに沿っていないと難しい?いきなり Polar Bear Blog で日本人論を始めるわけにもいかないし……。
3. 疑問系
文字通り「~なのか?」といった疑問系にしてしまう。日常のふとした疑問をタイトルに昇華させることで、関心を引く。最近この手のタイトル、よく目にしますよね。Amazon.co.jp で「のか?」で検索すると、実に約5,000タイトルがヒットします(猫「のか」いかた、みたいなタイトルが含まれてる可能性もありますが)。
4. 言い切り
3. とは逆に、「~は~だ」のように言い切ってしまうタイトル。メッセージ性が強く打ち出される効果が。例えば『その死に方は、迷惑です』など。
5. 数字
こちらも、ブログでもお馴染みの手法ですよね。特にビジネスや自己啓発系の書籍では、「~個の法則」「1日~分で」のような付け方が多く行われているとのこと。変わったところでは、『オレなら、3秒で売るね!』など。
またこういった「数字入りタイトル」を求める背景にある「読むことで即戦力になり、問題解決できる本が欲しい」という心理から、「~力」や「~術」、「~集」という書籍も増えているとのこと。
6. 3文字
長めのタイトルの流行りが落ち着きを見せている一方、熟語や短い言い回しで端的に表現するスタイルが増えている。その代表例が「漢字3文字」。『紀香魂』や『倖田式』、『不動心』など。これはブログのエントリというより、ブログタイトルで応用しても面白いテクニックかもしれませんね。
7. ベタ
これはケータイ小説の流行から。「純愛」など、センチメンタルでストレートなタイトルを付ける。これもブログによっては、応用しても面白いテクニックかも?ビジネス系なら「成功」「昇進」「リーダーシップ」とかかなぁ。
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ということで、このエントリのタイトルは上記の(4)(5)を参考に付けてみました。「~力」はもはやベタの域に入った、と考えれば(7)のテクニックも使われているかも?いずれにしても、本屋で目にした本を参考にブログのタイトルを考えてみる、なんてのは参考になりそうですね。
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