いや、最近の政治の話ではありません。視点を変えてみれば、これまでの「敵」を相手に商売できるかもしれない、という話。
まずは次のサイト。フランス語オンリーなのですが、どんなサービスを提供していると思いますか?
■ www.alibila.com (ちなみに最近オープンした Windows Live Translator Beta で英語に翻訳した結果はこちら)
"Your generator of alibis"(あなたのアリバイジェネレーター)でなんとなく分かるかもしれませんが、浮気のアリバイを作ってくれるというサービス。例えば「地方の支社で会議があるから出張する(本当は浮気相手と旅行する)」というウソをつく場合、様々なレシートや領収書類を捏造し、家族へのおみやげまで用意してくれるという具合。ニセの電話をかけてくれたり、結婚式の招待状まで送ってくれることもあるそうです。料金は19ユーロ(約3,000円)から。
で、英語で解説されている記事がこちら:
■ Voulez-Vous Hide Your Adulterous Ways? (BusinessWeek)
これによると、このアリバイ作成サービスを始めたのは Regine Mourizard という女性で、20年間に渡って浮気調査の私立探偵をしていたのだとか。で、ある日突然「彼ら(浮気をする人々)をサポートする商売を始めたらどうだろう?」と思いついたのだそうです。確かに浮気調査の専門家であれば、完璧なアリバイを作るノウハウも持っているはずですよね……。ちなみにアリバイは既に用意されているのではなく、依頼主の職業や生活環境を調査した上で、個別にカスタマイズしてくれるのだそうです。これなら安心ですね!
いや、こんなサービスが日本でも欲しいですね、という話ではなく。自社の製品やサービス、ノウハウを裏側から見てみても面白いですね、ということですよ。あくまでも……。
敵の味方をしてみる
これは面白い発想ですね。
投稿情報: きむぴょん | 2007/09/17 19:13