以前「WEB2.0 が5分で分かるビデオ」なるものが話題を集めましたが（参考記事）、作者の Michael Wesch さんが新しい作品を公開しました。今回は「情報革命」をテーマにしています（via information aesthetics）：
■ YouTube - Information R/evolution
早速どんな内容か確認したい方は、以下のビデオをどうぞ：
なんとなく「字幕.in」で字幕を付けてみました。よろしければどうぞ：
※ほんとーに適当な訳を付けてしまったので、間違っていてもご容赦下さい……。また「ココはこうした方がいいよ」というご意見があれば、ぜひお寄せ下さい。
内容については、「デジタル化の時代になり、情報の性質がどのように変化したか」を解説したもの、と言えば良いでしょうか。情報が紙の上にあった時代には、情報は決められたヒエラルキーに従って管理されなければならなかったのが、デジタル化によって様々な形での管理が可能になり……という話。もうお馴染みの指摘も多いですが、カッコ良くまとめられているのは前回の"web2.0 in 5 minutes"と同様ですね。
ちなみに、以前から紹介していた本"Everything Is Miscellaneous: The Power of the New Digital Disorder
また「これはまとめにちょうどいい、会社で他の人に見せたい」という場合には、こちらでハイクオリティ版（約80MB！）のダウンロードが可能になっています。何はともあれ、5分間の「まとめムービー」をお楽しみ下さい。
< 追記 >
日本語訳を書き出してみました。本当にてきとー訳なので、ご参考程度に……
「情報の革命/進化」
情報の性質：
* モノである
* 論理上の場所に格納されている……* （格納されている場所で）その情報を見つけることができる
本棚や……
ファイルシステムの中や……
……カテゴリーの中に
情報をマネージすることは……
カテゴリーをマネージすること。
それには専門家が必要だ。
それでもまだ、情報を探すのは難しい。
未来は君が考えている姿とは違う。
インターネット？まさかぁ！
これまでの話は、紙の上に書かれた情報での前提だ
デジタルの情報は違う。
デジタル情報は、様々な姿を取る
デジタル情報には、決まった物理的な姿がない
だから、私たちは情報を考え直すことができる
……物理的な制約を超えて
だから、情報を考え直してみなければならない。
最初のウェブサイト
ウェブには「トップ」はない
様々な視点から眺めてみることができる。
「トップ」ノードを使いたいなら
最初にたどり着いたノードか、題目リストからスタートすることを薦める。
初期のウェブサイトは、情報に対するお馴染みの前提に基づいて構築されている
……つまり「論理的な場所に格納されたモノ」という前提だ。
次に何が起きたか見てみよう。
ヤフーは「物理的な制約なしに情報を整理できる」という可能性を前にして、
「棚」を追加した。
以後、ウェブは私たちが抱いている前提に挑戦を続けている。
私たちは、情報を見つけるためには決まったヒエラルキーなど必要ないことを学んだ。
5兆を超えるキーワードと
約5,000億のリンクが存在している。
「棚」など必要ない
リンクがあれば十分だ。
5兆ものキーワード！
しかし、まだまだ始まったばかりだ。
私たちは一緒になって、専門家よりも多くの情報を生み出している。
17.4億の単語が、750万記事の中に
英語版 Wikipedia だけでも、約6億の単語が存在している
エンサイクロペディア・ブリダニカのおよそ15倍だ。
282,874人の人々によって、記事が書かれた
282,875人の人々によって……。
また私たちは、自らの手で情報を整理している
……物理的な制約なしに。
3つのタグが付けられ、いまこの情報は3つの場所に同時に保管されている
……フォルダや、決められたカテゴリーなしに。
全てのものが、ごちゃ混ぜの状態なのだ。
それは単に「クールな機能」というだけではない
基本的な「分類のルール」というものを変化させている。
もはや私たちは、単に情報を見つけるだけではない
……情報の方が、私たちを見つけてくれる
……私たちは一緒になって「情報が私たちを見つける」という状態を作り出すことができる。
それは、情報の爆発・革命だ。
情報を制御し
創造し
批評し
整理し
そして理解する責任は
私たちに課せられている。
準備はいいかい？
折角なので、字幕データをテキストでも公開してもらえませんか？
投稿情報: 見ました | 2007/10/22 20:11
ありがとうございます。
＜追記＞に載せてみましたので、ご確認下さい。
投稿情報: アキヒト | 2007/10/23 08:10