iPod や ケータイなど、便利なガジェットが普通に身の回りに溢れるようになりましたが、それと共に問題になったのが「充電」。ケータイ向けには携帯型充電器や充電サービスがあるからいいけど、iPod はそうもいかないし……というのは過去の話になるかも:
■ Power Walking: A Backpack that Charges Your iPod? (Michigan Tech Media Relations)
■ Piezoelectric Concept Backpack (Cool Hunting)
Michigan Technological University の研究者たちが、バックパックの上下運動を電力に変えるベルトを開発したというニュース。発生した電力は、iPod などの小型電子機器の充電に使えるとのこと。ちなみにどの程度の充電ができるのかというと、「20分歩くと携帯電話で2.5分通話できる」というイメージだそうです。うーん、ちょっと辛いかも?逆に運動になっていいか……。
Cool Hunting に掲載されている図を見る限りでは、肩ひもの部分にこの「発電ベルト」を備え付けて使うことを想定しているようですね。このストラップは「圧電効果」を持つ物質(piezoelectric)から作られていて、普通に歩く以外に特別な行動を取らなくても発電ができるとのこと。こういった発電方法は、「エネルギー収穫」と呼ばれる新しい研究分野なのだそうです。そういえば、日本でもこんなニュースがありましたよね:
■ 改札通るたび0.1ワット秒 JR東、発電システム展示 (asahi.com)
こんな風に、放置されているエネルギーを「刈り取る」仕組みがどんどん開発されるといいですね。バックパックもいいのですが、個人的にはカバンの取っ手に装着して欲しいところ。PCを入れて普通に歩いているだけで、必要な充電ができるPCバッグとかあったら即購入するのですが。
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