週末なので軽いネタで。「日々のタスクについて裁量権があり、チャレンジングな仕事をしている人ほど健康である」という調査結果が出たそうです:
■ Creative Work Has Health Advantages, Population Research Center Study Shows (ScienceDaily)
テキサス大学オースティン校の Population Research Center という研究施設が発表した内容について(詳細は Journal of Health and Social Behavior の最新号に掲載されているとのこと)。
調査は2,592名の成人を対象に行われ、健康状態と日々の行動がチェックされたそうです。その結果、
"Creative activity is non-routine, enjoyable and provides opportunity for learning and for solving problems. People who do that kind of work, whether paid or not, feel healthier and have fewer physical problems."
「クリエイティブなアクティビティとは、ルーチン作業ではなく、楽しむことができて、学習と問題解決の機会を与えてくれるようなもののこと。そんな作業をしている人々は、それによって賃金を得ていようといまいと、健康状態が良いと感じ身体上の問題も少ない。」
という事実が判明したとのこと。例によって因果関係に注意しなければならないのですが、研究者は「クリエイティブなアクティビティが健康を保つ」という風に解釈しているそうです。病は気から、と言いますから、「クリエイティブな仕事=充実していてストレスがない=身体にも良い」といった具合なのでしょうか。
個人的には「自由裁量権を与えられていて、日々新しいことにチャレンジできる人間」になるためにはそもそも健康でないといけない、つまり健康であることがクリエイティブな仕事を得るための第一歩であるという解釈もできるように思うのですが……。いずれにしても「クリエイティブな仕事」と「健康」には相関関係があるという結果ですから、自分がクリエイティブなことにチャレンジできているかを注意している必要がありそうです。
ということで、最近どうもカラダの具合が悪いなーという方は、上司に「すみません、長期離脱してもアレなんでもっと楽しい仕事させて下さい」と頼んでみては。その結果どうなっても責任は持ちかねますが。あ、上記の記事によれば「クリエイティブなアクティビティは『仕事』であるかどうかを問わない」そうなので、会社から帰ってきた後に何かに取り組んでも良いのかもしれませんね。
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