これだけ広告モデルが普及していれば、何に広告が付いても驚かないと思っていたのですが……米国で、「広告つきの通信簿」が登場したとのこと。広告主は、お馴染みマクドナルドです:
■ McD's Newest Ad Platform: Report Cards (Advertising Age)
こちらが AdAge の記事に掲載されていた、実際の画像。確かにドナルドが登場しています:
フロリダ州の小学校での話。通信簿の表紙に印刷されているもので(ハッピーミールセットのクーポン券も兼ねているのだそう)、コストは$1,600 だったとのこと。27,000人の子供たちの目に触れた計算になるそうで、1インプレッションあたり2セントということになります。
※追記
ごめんなさい、上記の計算式が意味不明ですね。この通信簿は年1回ではなく、年2〜3回使用されるということを書き忘れていました。$1,600/27,000 だと約6セントなのですが、それが2〜3回分なので、1インプレッションあたり2〜3セントということになります。
当然ながら(?)一部の消費者団体から抗議の声が上がっているそうです。そりゃあそうですよね、これなら嫌でも目にするわけですし、子供の手に届くということが確実な「メディア」なわけですから。実際にどうかは別として、「マクドナルドは健康の敵!」と見なしている人々の逆鱗に触れる戦略でしょう。
しかし最近は、教育や医療の現場で予算が足りないなどという報道を目にしますから、こういった手法が日本にも上陸するのかもしれませんね。
「お前のとこの学校、どこのクーポンがついてるの?」
「オレ?オレはマックだよ。」
「いいなあ!オレの学校なんてフレッシュネスバーガーだぜ」
なんて会話が繰り広げられたりして……。
そのうち通信簿もオンライン化、なんて時代になりますよね。そしたらバナー広告付きオンライン通信簿や、コンテンツ(=通信簿の成績)連動型広告付き通信簿なんて登場したりして……例えば英語の成績が悪いと、
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なんて広告が表示されるとか。あぁ、子供時代にそんなのがなくて良かった。逆に成績が良いと、クーポンの割引率が高くなる広告、なんてのだったらいいけどね。
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