グラス半分にワインが入っている。半分もあると考えるか半分しかないと考えるか……どっちでもいいから飲み干しちまえ、って僕らなら言うんだよ。
読んでて思わず笑ってしまいました。いや、確かにその通り。「もう半分しかない……」「あと半分もある!」ってどっちの考えであっても、考えていることには変わりないですよね。けど考えているだけでは価値を生むことなんてできないから、さっさと行動してしまえ、というのは全く当然の話です。
この言葉、いま読んでいる本『なぜ、あなたがリーダーなのか?』に登場する言葉(普段はこの手の本をあまり読まないのですが、表紙のネコに惹かれて買ってしまいました)。発言したのは冒険家のピート・ゴス(Pete Goss)さんという方で、彼は
ベンディ・グローブの単独無寄港世界一レースの最中、彼は競争相手のフランス人をハリケーンの猛威のなか救った。彼はこの一件で時の人となり、勇敢な人物を讃えるレジオン・ドヌール賞をフランスから授与された。MBE(英国王室会員)やヨットマン・オブ・ザ・イヤーにも推挙された。また、数多のレースでの華々しい実績も誇る。
という人物とのこと。そんなピートさんがこれまで幾多の困難を乗り越えてきたことについて、「どんどん歩みを進めて、それを楽しむこと」が秘訣だと語ったとのこと。そして冒頭の言葉になるわけですね。
最近は様々な「ライフハック」記事が登場する一方、「それを読んで何か変わるの?」と安易にテクニックを求めることを戒める意見もあります。僕もライフハック系の記事は好きでよく読むのですが、確かにそれを「知っている」だけでは何も変わりません。それに加えて、ピートさんのように「悩んでいないで先へ進め」という姿勢が必要なのかもしれませんね。
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