先日、TechCrunch で「Twitter 小説」という発想が紹介されていました:
■ Twitterは小説づくりのプラットフォームになるか?(TechCrunch Japanese)
そうか、「ケータイ小説」がアリなら「Twitter 小説」だってアリなのかと。言われてみれば、確かに Twitter 上でも小説を展開することが可能かもしれません。「Twitter 小説」で検索してみると、同様の発想をされている方々が他にもいらっしゃるようです。
TechCrunch で紹介されている「Twittories」は、「140人の参加者がそれぞれ140字のメッセージを投稿して、最後に19600字の短編小説にしよう」というリレー小説の形式を取っているわけですが、他にも様々なスタイルが考えられるはずですよね。で、その1つとして考えられそうなのがこんなアイデア:
■ 140story (Kind of Delicious)
140文字きっかりで書かれた、1話完結型の小説を投稿するというもの。実物はこちらで確認できます。Twittories が Twitter 版リレー小説なら、140story は「Twitter 版ショートショート」といった感じですね。例えば、こんな作品が投稿されています:
Avid mountain climber, venture capitalist and daredevil, he had but one fear in this world: love, because "only a real man can be a lover."
熱狂的な登山家であり、またベンチャーキャピタリストでもある向こう見ずな男が、世界で唯一恐れているものがあった――それは、愛。その理由を、彼はこう語った「本当の男だけが、誰かを愛することができるから」。
作品のクオリティについてはご自身でご判断いただくとして、発想としては面白いのではないでしょうか。ちなみに、上の日本語訳はわざと長くしてみたのですが、それでもちょうど100文字。日本語の方が、この「Twitter ショートショート」に向いているかもしれません。
先日書店で『100文字でわかる 世界のニュース』という本を見つけたのですが、これは文字通り100文字で様々なニュースを要約するというもの(見出し的に100文字の文章があって、隣のページに詳細な解説があります)。100文字でもかなり情報を入れられることに驚いたのですが、さらに40文字あればもっと詰め込めるはずですよね。そう言えば『企画書は1行』や「一行レシピ」なんてものもあったし、Twitter 上で配信できるコンテンツは意外にバリエーション豊かなのかも。
……個人的には「やっぱりウケるのはアダルト系!?」とか一瞬考えたのですが、Twitter だと follow しているのがバレちゃうわけで。ちょっと無理かも(気にしない人も多いだろうけど)。
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