残念ながらまだ非公開なので、使用レビューではないのですが。IMに入力したテキストを、リアルタイムで翻訳するサービスが登場するそうです:
■ Real-time IM translation (Springwise)
紹介されているのは"SpeakLike"というサービス。英語で入力したテキストを、即座にスペイン語もしくは中国語に翻訳し、IM相手に送信してくれるというもの。以下は公式ページのスクリーンショットなのですが、翻訳以外はごく普通のIMツールのようですね:
面白いのは、翻訳には機械を使うだけでなく、人力も活用する点。どういうことかというと、まず入力したテキストは機械で翻訳され、それをバイリンガルのオペレータがチェック->おかしな部分を修正するという仕組みだそうです(言うなれば Mechanical Turk ですね)。この機械+人力という組み合わせにより、コストを大きく抑えた(現在、1メッセージあたり10セントが課金されるとのこと)のだそうですが……うーん、いつぞやの ChaCha のようなことにならなければ良いのですが(参考記事)。ただちょっと思ったのですが、翻訳ツールを研究している企業/研究所などと提携して、「機械翻訳のどの部分を直したか」をフィードバックする->その代わり運営資金をサポートしてもらう、なんて展開もできるかも。
現在サービスは招待制の非公開ベータテスト中で、対象言語を増やすことも予定しているそうです。また法律関係・医療関係など専門的な翻訳も可能にして、企業向けサービス/プレミアムサービスとして展開することも考えているのだとか。この辺は上手いかもしれませんね。
Twitter にもリアルタイム翻訳ツール/サービスとかあったらウケるかも。「1メッセージあたりいくら」だと個人にはちょっと手が出せませんが、広告モデルとかにしてくれたら使うだろうなぁ。言語も英語->多言語だけじゃなくて、様々な言語を日本語に訳してくれたり、逆に日本語で投稿したものを他の言語にしてくれたり……IM だけでなく、他の様々なテキスト系ツールにも展開してくれたら面白いかもしれません。
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