このキャラクター、どこかで見たことがある……と思われた方、それはきっとコレではないでしょうか:
そう、マイクロソフトのオフィス製品に登場する「アシスタント」機能の1つ、"Clipper"(クリッパー)です。しかし最初に登場したキャラクター、Google のロゴのようにも見えますよね。それもそのはず、最初のキャラは"Cliply"(クリップリー)と言い、Google Docs の隠れキャラだそうです:
■ A Very Special Google Docs Feature (Potential Spoiler) (Google Blogoscoped)
いくら Google Docs は Word の地位を狙っているといっても、そこまで似せなくてもいいのに……という感じですが、どうも本気でこんなキャラを登場させるつもりではなく、本家クリッパーがウザい存在であることを茶化すために仕込まれたお遊びのようです。というのも、以下がクリップリーの存在が発覚した Google Docs のコードなのですが:
if (writely.Vars.getSiteVar('enable_cliply')) { // Beta document.getElementById('newlogo').src = '/images/cliply.gif'; writely.Cliply.init({ 'strength': 0.4, 'dexterity': 0.9, 'constitution': 0.7, 'intelligence': 0.1, 'wisdom': 0.3, 'charisma': 0.8}); }
RPG でお馴染みの属性値のようなものが書かれていて、
ストレングス(強さ): 0.4
デクスタリティ(器用さ): 0.9
コンスティテューション(頑丈さ): 0.7
インテリジェンス(知力): 0.1
ウィズダム(賢さ): 0.3
カリスマ(魅力): 0.8
となっています。ご覧の通り、インテリジェンスとウィズダムの低いこと!
また Cliply という名前が、Google Docs のベースとなった Writely (参考記事)を彷彿とさせますし、コードの中にも"writely.Vars..."という部分がありますから、ずっと以前から仕込まれていた可能性があります。本気で Google Docs 版アシスタント機能を始めるつもりなら、ずっと前から始めていたでしょうから、やはり"easter egg"なのでしょうね。
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