もう2年以上前に「世界最高齢ブロガー」というエントリを書いたのですが(ちなみにその後、最高齢記録は塗り替えられています)、今度は思わぬところから「世界最高齢(かもしれない) Twitter ユーザー」という話が出てきています。きっかけはこちらの記事:
■ Poll: Will Your Mom & Dad Ever Use Twitter? (ReadWriteWeb)
「Twitter 使ってるのはギークだけじゃね?」「家族も使うようになるかもよ?」「それじゃみんなに聞いてみよう」ということで、「あなたの家族も Twitter を使うようになると思いますか?」というアンケートが実施されています。質問の本文は:
Will your non-tech family members ever use a micro-blogging service like Twitter? (either standalone or embedded in a social network)
技術に詳しくない家族が、Twitter のようなマイクロブログサービスを使うようになると思いますか?(スタンドアロンのサービスか、SNSに付随するサービスかは問わない)
という内容で、ちなみに現時点での結果はこちら:
ちなみに選択肢は上から:
- はい、少なくとも1人が既に始めています。(現時点で8%)
- 今年の終わりぐらいには(始めるだろう)。(同じく5%)
- すぐには無理だろうけど、将来的には。(27%)
- いいえ、Twitter の類を使うのはギークだけだ。(54%)
- その他(コメント求む!) (6%)
となっています。やはり、半数近くは「家族が使うまでには広まらないだろう」と考えているのですね。僕も両親が Twitter やってる姿は想像できません(やってても follow はしないだろうな……)。けど娘が大きくなったら、この類のを始めそうですが。
で、このアンケートに寄せられたコメントの中に面白いものがあったよ、ということで別記事で紹介されています:
■ Comment of the Day: Family Twitters (ReadWriteWeb)
ここに掲載されている Nick さんのコメント。ちょっと長いですが、以下に全文引用&翻訳してみます:
"My Mom is 83. (I'm 56) She uses the computer a lot - email, Google, and keeping up with my Twitter. She lives in Dallas, TX. I live in the Philippines. She keeps telling me over and over how much she appreciates being able to keep up with me through my Twitters.
I don't twitter, usually, for my Mom. I almost never think about her monitoring it. But sometimes I'll specifically post something there knowing she'll see it -- saving an email and allowing a bunch of other people to see it too.
But I can't get her to Twitter herself. She lives in a retirement complex and stays very actively socially. I'd love to know what she's up to; what's going on in her live. I have to wait for email - which isn't quite the same.
So with my Mom, Twitter is in half-duplex mode essentially. But the half that is in use is in tremendously effective."
私の母は83歳です(私は56歳)。彼女はコンピュータを使いこなしています――メール、Google、さらに私の Twitter もフォローしています。彼女はテキサス州ダラスに住んでいて、私はフィリピンにいます。彼女は Twitter 経由で僕の動向を知れることにどれほど満足しているか、繰り返し語って聞かせてくれます。
普段は母親のために Twitter を書く、ということはしていません。彼女が書き込みを見ている、などと意識したことは全くありません。しかし時折、彼女が見るだろうな、と思いながら書くことはあります。メールの省略で、他の人々には見られてしまうのですが。
しかし、母に Twitter を書かせることはできません。彼女は高齢者用の施設に住んでいて、まだまだ社交的に暮らしています。彼女が何に夢中になっていて、身の回りで何が起きているか知りたいものです。それにはメールを待たなければいけないのですが、Twitter とまるっきり同じというわけにはいきません。
そんなわけで、母親との Twitter は半二重モードになっています。しかしその半分の使い道は、この上もなく効果的なものです。
ということで、Nick さんの母親は自らは書き込まないものの、息子さんの Twitter は読んでいるわけですね。まぁこれも Nick さんの言う通り、有効な使い方の1つではあるわけで、もっと上の世代にも Twitter が広まっていく道の1つかもしれません。ただし個人的には、両親が自分の Twitter を見てると分かったら自由に書き込めなくなりそう……その結果他のサービスに移動して、それを追って親の世代がやって来て、また別のサービスに移動……なんて繰り返しになったりして。
と思いつつ、以下のような記事を見ると、Twitter に親の世代がやって来るのは当分先だろうな、という気分にもなります:
■ 「つぶやく」ブログサービス (オーマイニュース)
要するに子供の井戸端会議のような感じがするサービスである。記者にはこれがブログの代わりになるものとは、今ひとつ思えないが、小学生、中学生などの若年層を中心に多くのユーザーがいるとのことだ。
ケータイ小説などでも同じことですが、そこで意味のあるコミュニケーションが行われているのだということを理解しない限り、「まーたガキどもがワケ分かんないことやってるなぁ」で終わってしまうのでしょうね。僕もあと10歳ぐらい年を取ったら、こんな態度になってしまうのかなぁ……「世界最高齢○○!」という称号をもらえるように頑張りたいものですが。
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