文字通りの「世界最大の絵」

※2008年5月28日追記

残念！以下の話、全てウソであったことが明らかになりました。詳しくは以下の記事で：

■ GPSによる「世界最大の一筆描き」は壮大な嘘 （Wired Vision）

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ネタです。以前「世界一大きなキャンバス」というものをご紹介しましたが、ご想像の通りWEB上に置かれたバーチャルなものでした。しかしこちらは、文字通りの「世界最大の絵」です：

■ BIGGEST DRAWING IN THE WORLD

こちらが実際に描かれた絵：

世界地図の上に、一筆書きで描かれた誰かの顔……実はこれ、GPSを積んだケースをDHLで送り、その軌跡を表したもの。その意味ではこちらもバーチャルな絵なのですが、ケースが世界を移動したのは事実。ということで、世界最大だという主張を認めても良いかと（ちなみに描かれたのは、このプロジェクトを発案した Erick Nordenankar さんの自画像とのこと）。

これが世界中を旅したGPS搭載ケース。 下の説明にもありますが、今年3月17日にストックホルムを出発、55日間かけて戻ってきたそうです。これだけの距離を移動したにしては、予想より短いでしょうか？（さすがDHL？いずれにしても、DHLにとっては良い宣伝になるでしょうね。）

こちらは実際に荷物が運ばれる様子を記録した動画。「ブリーフケースが僕のペンに、世界が僕の紙になった」という表現がカッコイイですね。当然ながら出てくる男性が Erik さんなのですが、描かれた自画像と似ているでしょうか？

ちなみに上記のページには、DHLに渡した指示書の詳細も掲載されているので、同じことをしてみたい！という酔狂な方はご参考にどうぞ。しかし同じことをしても Erick さんを超えられるわけではありませんから、記録を更新したければ、NASA かどこかに協力してもらって宇宙空間に絵を描くしかないですね……。