別れはいつも悲しいものですが、別れ方次第で何かが得られるというもの。というわけで、メールマガジンを解約しようとしたときに、相手がどんな反応を見せるかを6つにまとめたエントリがありました(via. swissmiss):
■ It’s Not You; It’s Me (Bobulate)
内容を簡単に意訳&まとめてみるとこんな感じ:
1. 親切丁寧型
言葉遣いが丁寧で、親切。購読解除も(解除依頼ページから)ワンクリックでできる。(例: iTunes)
2. 突き放し型
解除するメールアドレスを入力しなければいけなかったり、説明が不親切だったりと、操作が相手(ユーザー)任せ。(例: Very Short List)
3. 匿名型
購読解除ページにアクセスするだけで、解除手続きが終わってしまい、自分がどのメルマガ・どのメールアドレスを解除したのか情報をくれない。(例: Jack Rabbit Sports)
4. 追求型
解除する前に、なぜ解除するのか・何かコメントはないか等を尋ねてくる。(例: Flavorpill)
5. 悪巧み型
自分がどのメルマガに、どのメールアドレスで登録しているかという情報を与えてくれず、確認するためには別ページに飛ばされる。(例: Lastfm)
6. 脅迫型
何らかの方法でユーザーを脅して、心変わりさせようとする。(例: Thrillist、またタイプ5で登場した Lastfm の購読解除ボタンにも、「全てのメルマガから削除」という一瞬ドキッとするような文言が表示されている)
……以上6つ。「恋人の本性は、別れを切り出してみると分かる」などと言いますが、メルマガ(とその運営会社)の本性も購読解除するときに表れるのかもしれませんね。
確かに上の6タイプには分類されていませんが、購読解除に妙に時間がかかるようなメルマガ(そもそも論外ですが、タイプ5が近いかも?)や、別れ際に機械的なメッセージしか表示されないメルマガ(タイプ2)は、ずっと悪い印象を引きずってしまいます。逆にタイプ1のように丁寧にお別れされると、「あ、やっぱりあの人って良かったかな?」と昔の恋人(じゃないって)を思い出す日が来るかも。第一印象の重要性は誰もが口にすることですが、それと同じくらい「最終印象」が重要ですよ、ということで。
< 追記 >
僕もいくつかメルマガ解除して、サンプルを取ってみようと思ったのですが、送られてきたメルマガから数クリックで「購読解除ページ」にたどり着けないものばかり……いったん「会員情報変更ページ」にログインさせて、そこから登録解除(設定変更)しなければならない、と。会員ページにログインするのはいいとしても、そこから先どうやってメルマガ解除できるのかが分かりづらいものも多くありました。いまどきメルマガで情報発信なんて流行らない、だから力も入れないというところが多いのかなぁ。
初めまして。
自社配信のメルマガが、強いていえば1ではあったものの、
ちょっと親切さが足りないなと反省して、先ほど
「間違って解除された場合」について追記しました。
それから、異常に解除が難しいメルマガが特に
企業メルマガに多い(ような気がする)のは、
「解除させたくない。見た目だけでも読者数を減らしたくない」
からだと思います。
そのせいで、迷惑メール扱いされるリスクが上がる
という事にはまったく思い至ってないんでしょうが。
投稿情報: 地元密着なび・シンタニ | 2008/06/24 12:12
シンタニさん、コメントありがとうございます。
かく言う自分もメルマガ配信に関わっていたりするので、このリストは自分自身に対する戒めであったりするのですが……確かに「見た目だけでも購読者数を減らしたくないから、なかなか解除させないようにする」という気持ちは分かりますよね。ただそうされてしまうと、仰る通り、迷惑メール扱いされるリスクが上がるわけですが。
> 「間違って解除された場合」について追記しました。
おおっ、ここも小さく見えて大切なポイントかもしれませんね。とにかく読んでいただける方の便宜を一番に考える。基本的なことですが、これをきっちり守るのが大切だと思います。
投稿情報: アキヒト | 2008/06/24 12:54