相変わらず「社長の謝罪会見」というものが目白押しなわけですが、社長がどんな顔をしているかによって人々が受ける印象は違うのだろうか?という疑問を真面目に検証した研究があるとのこと:
■ Saving Face With A Baby-face? Shape Of CEO's Face Affects Public Perception (ScienceDaily)
常識(?)的にはやはりイケメンの方が得なんじゃないかなぁ、と感じるのですが、結果は以下のようなものだったそうです:
- 被験者を集め、企業の不正行為に関する架空のニュースを読んでもらった。
- 不正の程度が軽微な場合、CEOが童顔(目が大きくて鼻が小さく、額が広くてアゴが小さい)だと、被験者から好意的な印象を持たれる傾向が強かった。
- しかし重度の不正の場合、逆に童顔がウブだという印象を与えてしまうため、老けている顔の方が好感を持たれる。例えば欠陥商品を出してしまったような場合には、童顔CEOの方が問題だと見なされてしまう傾向にある。
とのこと。またこうした感覚は、無意識のうちに抱いてしまうものだそうです。「童顔=無垢、正直、頼りない」といったステレオタイプが、知らず知らずのうちに良い方向に/悪い方向に影響してしまうわけですね。
というわけで、最近某スーパーサラリーマンが社長の座に就きましたが、彼なら会社が巨額の脱税事件なんかを起こしても、謝罪会見を成功させることができるのかもね。(残業代不払いとかだったらどうなるんだろう?)
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