また日本でも大きな地震が起きてしまいました。何よりも犠牲者の方々の冥福をお祈りしたいと思います。
こうした災害の現場で行われる救助活動は、報道関係者が入りづらいという性質上、なかなか全体が見え難いという性質を持っています。そこで米国赤十字社では、ネットを活用したこんな広報活動を行っているそうです:
■ How the Red Cross is using Twitter, YouTube, Flickr, RSS and Wordpress.com in their disaster response efforts (RexBlog.com)
米国赤十字社が、いわゆる WEB2.0 の技術/サービスを使って広報活動を行っていることについて。現時点で、以下のようなものがあります:
- WordPress で構築されたウェブサイト "Online Newsroom"
- 災害救助活動の様子を収めた写真を Flickr 上で公開
- Google Maps を使ったマッシュアップ"Red Cross Disaster Operations"
- 災害に関連した情報を RSS で配信
- Slide.com を使用したスライドショー "Photos from severe weather in the central US"
- YouTube 上の公式チャンネル"AmRedCross"
- Twitter を通じた情報発信
など、一般企業以上に積極的に WEB2.0 を活用しています。例えば Google Maps によるマッシュアップなどは、彼らがどんな地域で支援活動を行っているのかを理解するのに大きく役立ちますね。Twitter を見落としていない、という点も驚きです。
もちろんこうした活動が、単に人々の野次馬根性を満たすだけのものになってしまってはなりません。しかし現代の状況に応じたツールを使い、自らの行動を世に知らしめるのは、社会からの支援を得るために必要なことではないでしょうか。災害支援に関する組織だけでなく、様々な非営利団体にとっても、参考になる事例だと思います。
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