スポーツの分野に特化した Twitter 型サービス"InGameNow"がオープンしたとのこと。しかし単なる「スポーツ版 Twitter」以上の機能を備えているようです：
■ InGameNow is Twitter for Sports (Mashable)
Twitter と同様に、短い文章（150文字以内）を書き込んでいくサービス。投稿はスポーツの分野ごと（MLB や NBA など）に行うことが可能で、さらに「（試合内容などへの）コメント」と「試合内容の報告」の2種類に分類することができるようになっています。Twitter 上でもよくスポーツの実況中継が行われますが（最近だと何といってもEURO2008）、それに特化したのが InGameNow です。
しかし注目すべきは、コメントへの投票機能が付いていることでしょう。獲得したポイントはコメントのすぐ横に表示されるので、それがどれだけ注目すべき情報なのかが一目で分かるようになっています。また獲得したポイントに応じてユーザーの評価が上がり、「コミュニティーランク」という数値で示されるようになります：
これはあるユーザーの現時点での数値なのですが、現在までに83回投稿して、50票を集めていますね。結果、コミュニティーランクは10。信頼できるユーザーのようですので、彼（彼女？）をフォローしておけば、有意義な情報が得られるでしょう（特に彼がアクティブに投稿している、ヤンキースやカブスなどの領域で）。
こうした評価システム、オンラインオークションなどの分野ではお馴染みのものですよね。どこまでうまく回るかは別にして、ミニブログにおける情報の取捨選択を効率化してくれる可能性があると思います。特に「スポーツのみ」というように分野を限定するのであれば、質の高い情報を浮かび上がらせることができるのではないでしょうか。
ちょうど昨日、ソーシャルメディアはガセネタが広まりやすいという指摘をシロクマ日報で紹介したところでした。InGameNow の手法が、こうした問題点を解決して、ソーシャルメディアをより盛り上げる方向に進むかもしれません。もちろんこの手法が絶対というわけではないですし、注目を浴びればそれだけスパム行為の標的にされると思いますが、今後こうした取り組みが発展・浸透していく可能性があるのではと思います。
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