最近、娘に絵本を読んでやると泣いてしまいます。歳のせいなんでしょうか。いやそんなことはない、これは絵本が悪い(良い)のだ!ということで、これ読んでもおかしくないよねという絵本を5冊。
(1) 100万回生きたねこ
これは定番中の定番。100万回死んで、100万回生まれかわったネコの話。ネタバレはしませんが、ラストで主人公のネコが下す決断が痛いほど理解できて泣けます。ただ子供よりも、大人が共感する絵本でしょうね。個人的にも、大人になってから読み返したときの方が泣けましたし、娘に読んでやって一人でウルウルしていると「?」という目で見られてしまいます。ミュージカルになっているというのも納得(しかしなぜ沢田研二が?)。
(2) こんとあき
これも有名なので、ご存知の方も多いでしょう。ぬいぐるみのこんと、あきちゃんが「さきゅうまち」にお出かけする話。決して悲しいお話ではないのですが……なんというか、シチュエーションが涙腺をゆるませる話なんですよね。このお話が終わった後のこと、そして自分が昔大好きだったぬいぐるみ・おもちゃのことを考えると3日3晩は泣けます。ついでに裏表紙の絵でも。
(3) しろいうさぎとくろいうさぎ
始めて読んだ時、かなり意外な展開だと感じました(完全に子供向けの内容だと思っていたので)。しかし原題は"The Rabbits' Wedding"だというのを聞いて納得。悲しい内容ではなく、嬉しくて涙が出そうになるお話です。これも『100万回生きたねこ』同様、大人の方が泣けるかも。
(4) ぼくの はな さいたけど
表紙が出ない……これは知ってる人少ないかなぁ。お母さんの誕生日に花束をつくろうと、秘密の花壇をつくったクマの子の話。僕はラストのお母さんのセリフ、「ふたりのお母さんが……」の部分で号泣。こんな気の利いたセリフ、いつか娘に言ってみたいものだ(スベりそうだけど)。
【番外編】 ねないこだれだ
これは「泣ける」というより「怖くて泣きそうになる」ですが……超有名なのでご存知の方も多いはず。怖い、というよりトラウマになります。いまこの内容で出版社に持ち込んだら、確実にNGになるんじゃないでしょうか?まだ読んだことがないよという方、近所の図書館で必読です。
……ということで、これで泣いてもおかしくないよね。他に「これは泣ける!」という絵本をご存知でしたら教えて下さいませ。
http://www.amazon.co.jp/dp/4577003279/
こどもには辛すぎるお話かもしれませんが…
この本が意味するところはものすごく深いです
投稿情報: noriyo | 2008/07/16 16:25
『しろいうさぎとくろいうさぎ』は子どものころから大好きな1冊です。絵もふくめてすばらしいですよね。『しまひきおに』という大判の絵本もおすすめです。良かれと思ってするおにのやさしい心が人々に伝わらない切なさと腹立ちにくやし泣き…の思い出が。
投稿情報: れい | 2008/07/19 16:16
http://www.amazon.co.jp/s?ie=UTF8&keywords=%E7%89%87%E8%B6%B3%E3%83%80%E3%83%81%E3%83%A7%E3%82%A6%E3%81%AE%E3%82%A8%E3%83%AB%E3%83%95&index=blended&page=1
今でこそ、忘れられても残り続ける思いやり、という解釈ができるのですが、子供のころは、大切な足をかけて守ったエルフが次第に仲間たちに忘れられてしまうのがとても悲しく、憤ろしかったお話です。
エルフの優しさに、何度読んでも泣けます…。
投稿情報: amino | 2008/08/06 12:43