米国では選挙でのネット活用が進んでいる、ことはご存知の通りだと思いますが、意外に古くさい部分に目を付けた選挙関連ウェブサービスがありました。自分が使っている普段のメールの末尾に、大統領候補への応援メッセージ(もしくは自分の態度を表明するためのメッセージ)を表示させることができる、というもの(via Springwise):
アクセスするとご覧の通り、2008年の米大統領選挙候補者の2人が表示されます。自分が応援する方の候補者をクリックすると……
ご覧のように、メールにつける署名のイメージが現れます。つまりメールクライアント/ウェブメールに備わっている署名挿入機能を活用して、こんな大統領選挙向けのメッセージが貼れるようにしたわけですね。(※ただし上のような画像バナーを使いたい場合、ウェブメールはNGでメールクライアントへの設定が必要になります。)
設定方法は簡単で、いくつかのサンプルの中から気に入ったデザインを選び、画面に表示される署名イメージを直接編集するだけ(日本語もOKでした)。保存ボタンを押すとインストール画面へと進み、メールクライアントにインストールする場合には、Java アプレットが立ち上がって自動的に設定を行ってくれます(ウェブメールの場合にはID/パスワードの入力を求められるので、ちょっと心理的抵抗感が強いかも)。ちなみにイメージ画面の下に表示されているのは、過去に作成した署名の一覧で、いま自分が作成している署名は名前を付けて(画面右下の入力欄)保存しておくことが可能です。
こちらが実際に、某メールクライアントに設定してみたところ。若干イメージが崩れてしまっていますが、まあボタンを数回クリックするだけで設定できるのであれば上出来でしょうか。
PCに詳しい人でも、大事な選挙に向けて自分の署名を美しく彩る、というケースは少ないでしょう。ましてや普通の人々であればなおさらです。そこに目をつけて、メールの署名が簡単に設定できるようにするというのは、なかなか良いアイデアかも。自社ブランドのバナーを署名に入れてもらおう……というのは難しそうですが、例えばボランティア団体やチャリティキャンペーン等などなら、横展開することが可能かもしれません。
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