日本の国会は解散する、しないでもめていますが、米国ではこんな取り組みが行われようとしているとのこと:
■ iPhones are a must-have for Congress (TheHill.com)
「iPhone が議会の必須アイテムになる」というタイトルの記事。現在、米国の下院では BlackBerry が公用の携帯電話で、約8,200台が使用されているのですが、その代わりに iPhone を選択することを可能にすべきか否かが検討されているそうです。
The Chief Administrative Office (CAO), which oversees the communications systems for the House, has begun testing a small number of iPhones within its ranks to see if they are compatible with the working needs of lawmakers and staff.
“The reason we’re trying them out is because we heard a lot of people wanted the option to have them,” said Jeff Ventura, a spokesman for the CAO.
下院のコミュニケーション・システムを管轄する総務局(CAO)は、現在少人数のグループでテストを開始しており、議員とそのスタッフのニーズに応えることができるかどうかをチェックしている。
CAOのスポークスマンである Jeff Ventura は次のように述べている。「私たちが iPhone をテストしているのは、多くの議員達がそれを使用するオプションを欲しているからだ。」
とのこと。決断は次の議会が行われる来年1月までに下されるそうです。しかし現在のメール配信システムは BlackBerry 用に最適化されているので、iPhone も使用可能にするとなると、それなりのシステム改修を行わなければならないのだとか。「議員が欲しいと言ってるから」だけでこの投資を行うべきか否か、微妙なところかもしれませんが……。
しかし iPhone を議員達が持つようになったら、議員向けのアプリケーションも開発されたりしてね。議会で討議されているテーマに応じて、自動的にネット上の意見を集約してくれるアプリとか、陳情メッセージをテキストマイニング・自動的に対応のプライオリティを付けてくれるアプリとか。まぁかなり税金の無駄遣いになる可能性も高いのですが、他国の話ですし(<-人ごと)、少なくとも話題作りにはなるかもしれません。
日本の国会でも?うーん、確かに某会議の座長のように、「iPhone 最高!」的な考えに染まっている方々に冷静な議論を促すきっかけになるかもしれませんが。しかし米国以上に税金の無駄遣いに終わる可能性が高いでしょうね。
【関連記事】
コメント