これは悪趣味かどうか、判断が分かれる手法だと思いますが。サメの保護を訴える Sharkproject というドイツの団体が送付した、支持を訴えるダイレクトメールとのこと:
■ THE SHARK PROJECT (adgoodness)
何はともあれ、実物の写真をどうぞ:
サメのヒレを模した封筒に、ご丁寧に「ここを切る(Cut off here)」と書かれています。その通りに封を切ると、切り口から血が流れ、中の手紙も封筒も血みどろ(になったように印刷されている)。そして開封して最初に飛び込んでいる文字には、こう書かれています:
"You have just finned a shark."
いまあなたは、サメにとどめを刺しました。
いやいやいや、だって「ここを切る」って書いてあったし……悪趣味一歩手前(というより二歩ぐらい踏み込んでいる?)という感じですが、何も知らずに開封してしまったらかなりインパクトがあるかも。
ご存知の方も多いと思いますが、実際サメはかなり乱獲され、数が減っているそうです:
■ 高価な珍味フカヒレ、各団体がサメの絶滅を危惧 (AFPBB)
■ 欧州:危険な海 サメも絶滅の危機に (JanJan)
環境保護の問題はイデオロギー化しやすいので、冷静な思考が求められるところですが。「遠く離れた世界で起きていることを日常で再現する」というアイデアとしては、このDMが秀逸であることは確かだと思います。
コメント