ウィルスやマルウェアの被害は年々増加中ですよ、と皆さんに改めて言うまでもありませんが、「自分は気をつけているから大丈夫」と思ってはいないでしょうか。かく言う自分もその一人だったりするのですが、こんな手口で来られたら引っかかってしまうかもしれません:
■ Fake parking tickets direct to malicious Web site (CNET)
クルマを道ばたにしばらく停めていたら、違反切符を切られていた。マズイと思いながら指定されたウェブサイトへアクセスすると、実はそれは偽装サイトで、指示に従ってダウンロードをするとウィルスを仕込まれてしまう……という手口が実際にあったとのこと。上記の記事にはサイトのスクリーンショットが掲載されているのですが、テキストと写真(自分のクルマが違法駐車している現場)だけのごくごく簡単なもの。しかし「切符を切られた」というあせりが、冷静な判断能力を奪ってしまうかもしれません。
まあ日本の場合、公的機関がウェブを活用するなんて時点でアヤシイと感じるでしょうが、違反切符以外にも公共料金の請求書・利用明細書なんてバージョンにも展開できるかもしれません。わざと法外な請求金額を載せて、その横に「詳しい利用明細はウェブで確認できます。アドレスは……」なんて書いておけば
なんだよこの金額!ありえない!よし、このウェブサイトで確認してやる!
なんて具合になるかもしれません。これから公的機関のウェブ活用は進んでいくでしょうから、こういった手口に今のうちから気をつけておいた方がいいかも。
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