これは面白いのを見逃してました。2月に行われた第43回スーパーボウルの最中、Twitter でどんな発言が行われていたかについて、時間軸と地図を使ってまとめたものです:
■ Twitter Chatter During the Super Bowl (New York Times)
お馴染み New York Times のマルチメディアコンテンツ・シリーズ(同社がマルチメディアに力を入れている件についてはこちらの記事をどうぞ)。試合時間に投稿された tweet の中からスーパーボウルに関連するものだけを抜き出し、頻出単語を抽出、ワードクラウド形式で登場回数が多いほど大きく表示するというもの。それに時間と地域(投稿者の所在地)という2つの要素を加えて、ユニークなコンテンツに仕上げています。
グダグダ説明するより見てもらった方が早いでしょう。発言内容によっていくつかのカテゴリーに分かれているのですが(全発言を対象にすることも可能)、以下は"Steelers vs. Cardinals"を選択したもの:
地図と単語が何を意味しているかは説明不要ですね。画面最上部にあるバーは時間経過を意味し、フィールドゴール(FG)やタッチダウン(TD)などが行われた時点や、ハーフタイムの時点などが分かるようになっています。その下にあるのは各チームの得点数。上のスクリーンショットは、第3クォーターにスティーラーズがフィールドゴールを奪い、20対7とカージナルスを突き放した瞬間です。スティーラーズはペンシルバニア州のチーム、カージナルスはアリゾナ州のチームということで、なんとなく傾向が現れているのが分かりますね(劣勢でもアリゾナ州でだけは「カージナルス!」という叫びが起きているのが切ない……)。
こちらは"Talking about ads"(広告に関する発言)を選択したところ。いつのタイミングでどんなCMが流れたのか、だいたい把握できてしまいます:
このほか顔文字編、選手名編などがあるのでお試しを。実際の試合経過と照らし合わせて確認してみたいという方は、こちらの記事などをご参照下さい。
さてさて、Twitter も盛り上がったスポーツイベントというと、日本では先日のWBC決勝戦を思い出すわけですが。同じような視覚化を行ったら面白そうですよね。延長の10回表、イチロー選手がヒットを打った瞬間に「イチロー!」という言葉が日本中を埋め尽くすことになるのは間違いありませんが(笑)
【関連記事】
コメント