"TinyURL"を始めとして、長いURLを短く変換するサービスが定着してきていますが、それと共に様々な付加価値(あるいは冗談)をつけるものが登場しています。中でもこれは秀逸なのではないでしょうか(via Mashable):
文字通り、URLをチャールズ・ディケンズの小説(からの引用文)に換えてしまうというサービスです。早速このブログ(akihitok.typepad.jp)を変換してみると:
……こうなりました。実際のリンクはこんな感じになっていて、確かにこれを踏むと僕のブログにジャンプしてくれます。
ちなみにこの引用文、僕は文学に疎いのでまったく分かりませんが、『二都物語』の一節だそうです(青空文庫で読めるようになっていますので、興味のある方はこちらへどうぞ)。また同時に短いURL(http://dickensurl.com/8ddd)も生成してくれて、こちらをクリックすると上のスクリーンショットにあるような DickensURL.com のページにジャンプします。本当に訪問して欲しいページに行く前に、ディケンズの小説でもどうぞ……といったところでしょうか。まぁ、その良し悪しは個人の好みということで。
さらに蛇足ながら、上記の引用文の邦訳を青空文庫から引用してみると以下の通り。第一章の冒頭のようです:
それはすべての時世の中で最もよい時世でもあれば、すべての時世の中で最も悪い時世でもあった。叡智の時代でもあれば、痴愚の時代でもあった。信仰の時期でもあれば、懐疑の時期でもあった。光明の時節でもあれば、暗黒の時節でもあった。希望の春でもあれば、絶望の冬でもあった。人々の前にはあらゆるものがあるのでもあれば、人々の前には何一つないのでもあった。人々は皆真直に天国へ行きつつあるのでもあれば、人々は皆真直にその反対の道を行きつつあるのでもあった。
これ、ディケンズだけではなくて古典作品からの名文・名言を引用するようなサービスにしたら面白いかもしれないですね。これがキッカケで元の作品に興味が湧く、なんてこともあるかもしれないですし。まぁ冗談のサービスであることには変わりないのですが、ちょっと捻った面白さを提供してくれるアイデアということで。
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