最近リリースされた iPhone/iPod Touch アプリのうち、5つに1つが書籍関連だったなどという話があるようですが、確かに最近 iPhone と書籍が急接近しつつあるようです。で、ちょっと変わったところでこんなアプリが登場しています:
■ Online & on iPhones, authors read 10 pages of latest work (Springwise)
紹介されているのは zehnSeiten という、ドイツから登場したアプリ。基本的にはオンライン書店なのですが、面白いのは紹介されている書籍それぞれについて、作者自らが登場して中の10ページ(zehn seiten)を読み上げてくれるという点です。
例えば上のスクリーンショットは、"Leben lassen"という作品を開いてみたところ(作品は新着順、著者順、タイトル順で選ぶことができます)。ここで画面をクリックすると、以下のような画面が開きます:
モノトーンの動画。ここに登場しているのが作者自身というわけですね(この場合は Eva Rossmann という方)。で、再生ボタンを押せば朗読がスタートすると。
またこの画面はスクロールできるようになっていて、動画の下にはテキストによる解説がずらずらと並んでいます。そして一番最後にはアマゾンへのリンクが。zehnSeiten 自体は販売機能を持たず、アフィリエイト収入で稼ぐモデルのようです。
残念ながらドイツ語によるアプリ(ただし英語の作品も一部紹介されています)なので雰囲気を味わうことしかできないのですが、アプリ全体がモノトーンでデザインされていて、非常にオシャレ。動画もあえてカラーにしなかったのが格調を高めています。売上につながるかどうかは作者次第(?)という面はありますが、こんなアイデア、日本で実施しても面白いかもしれません。
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