燃費を良くするには、急発進・急加速など荒っぽい運転を避けるのが一番。しかし自分の運転が荒っぽいかどうかは、運転してる最中の本人には気づきづらいもの。ということで、丁寧な運転をしていることを可視化し、燃費を10%改善してくれるというアプリがトヨタから登場しました:
■ Toyota Sweden: A Glass of Water iPhone App (Creativity Online)
iPhone/iPod Touch用アプリ"A Glass of Water"について。一見すると分かりますが(というよりアプリの名前でバレバレですが)、このアプリ、「水がいっぱい入ったグラス」を真上から見た状態をシミュレーションしてくれます:
つまり荒っぽい運転をすると、この水がこぼれてしまう->こぼさないように慎重に運転する->燃費が良くなるという仕組み。ユーザー登録をして運転をスタートさせると、このようにこぼれてしまった水の量を計算してくれます:
ただしアプリの目的はあくまでも「燃費を上げること」なので、iPhoneをさかさまにしても水が全てこぼれてしまうことはないなど、「水の入ったコップ」の現実感が100%追究されているわけではありません。ついでにこぼれた水(水滴)も、瞬く間に乾燥して消えてゆきます。
えーと、トヨタだけに某『頭文字D』のワンシーンを思い浮かべる人が多いようですが(笑)、仕掛けたのは Saatchi & Saatchi のストックホルムオフィスらしいので、このネタを意識していたかどうかは微妙なようです。あしからず。
蛇足気味に。以下の動画のような状態を、バーチャルに再現してくれるアプリということですね:
このアプリ、現実に情報を付加するというより、仮想空間に現実の状態(自動車の振動)を持ち込むので、AV(Augmented Virtuality、拡張仮想感)にカテゴライズすべきかもしれませんが。若干AR的要素があるということで取り上げてみました。
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