"ShareThis"というサービスがあります。類似サービスを日本のサイトでも良く見かけますが、オンラインの記事についている小さなボタンを押すと、メニューが開いてTwitterやFacebook等々に記事を転送できるというサービスですね。
で、そのShareThisが面白いデータを公開しています。当然ながら彼らのサービスを経由したトラフィックのみになりますが、「2月11日ムバラク大統領辞任」のニュースを、人々がどのような手段で伝えたのか?を示すものです:
■ How Word of Mubarak's Resignation Spread on Social Media (The Atlantic)
まずはこちらのチャートを見て頂いた方が話が早いでしょう:
当然ながらFacebookとTwitterへの転送が、メールよりもずっと多いことが分かりますね。しかし興味深いことに、途中まではメール・Facebook・Twitterいずれもそれほど差があるわけではありません。ところが話題に火が付くタイミング(午前7時~8時ごろ)が訪れると、人々はメールではなくソーシャルメディアを選ぶようになっています。
さらによく見ると、転送数がピークに達する時間にも、TwitterとFacebookの間で2時間ほど差(Twitterの方がずっと先にピークに達している)があることが分かります。Twitterの方が「熱しやすい」と言えるかもしれませんが、それ意外にも様々な解釈をすることが可能でしょう。
残念ながら生データまでは公開されておらず、具体的な集計方法も伝えられていません。しかしソーシャルメディアの性質と、社会の中での位置づけを考える上で、興味深い材料を提供してくれているのではないでしょうか。
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