メールやSNSのメッセージ機能ばかりで、すっかり手紙を出さなくなってしまったという方も多いと思いますが、そんな「デジタル化」がちょっとユニークな形で進む制度がスウェーデンでスタートするそうです:
■ Text messages to replace stamps in Sweden (The Local)
切手をテキストメッセージで代用できるようになる、というシステムについて。一体どういうこと?という感じですが、指定された番号にテキストメッセージを送ると、すぐに特別なコードが返信されてくるので、そのコードを郵送物(手紙もしくは2キロまでの小包)の表面に書き入れるだけで切手が貼ってあるのと同じになるという仕組み。記事中で詳しくは書かれていませんが、恐らく料金は携帯電話の所有者に請求されるか、携帯電話使用料に含まれるような形になるのでしょうね。
実は同様の仕組みが、今年4月1日からデンマークでも導入予定なのだとか。この狙いについて、以下のように解説されています:
The postal services in both Sweden and Denmark are convinced that people will continue to send letters, despite the rise in other forms of communication, and paying postage by mobile phone is seen as a way of making the process easier.
スウェーデンとデンマークの郵政担当局は、郵便以外のコミュニケーション手段が普及したとしても、人々は手紙を送り続けるだろうと考えている。携帯電話で郵送料を払えるようにすることは、そのプロセスを簡略化するものと期待されているのだ。
ということで、デジタル技術を活用しつつも、手紙という存在を延命させるものであると。うーん、確かにその通りなのですが(いちいち切手を買いに行くのって大変ですしね)、美しいデザインの切手を貼るっていうのも手紙の楽しみの1つのような。まぁ時と場合によって使い分ければいいのか。
ちなみにいつからスタートするか、明確な日程は決まっていないそうですが、夏までには導入されるとのこと。エアメールまで導入されるかは分かりませんが、夏を過ぎたら、切手のない手紙がスウェーデンから届くようになるかも?
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