さてさて斜め上のCESレポートの続き。会場をフラフラと歩いていたら、こんな製品が目に入りました:
いわゆるコードレスのホームテレホンです。カラーディスプレイがついているものの、形も野暮ったく、CESで紹介する意味があるとはとても思えない……と思いきや、傍らにはこんな看板が:
「コードレス電話。しかし顔無し(フェイスレス)ではありません。」
実はこの製品、Ooma社が販売している"Ooma Telo"というホームテレホンで、Facebookのプロフィールから顔写真を取得、アドレス帳に設定するという機能を備えているそうです(つまりFacebookからFaceを取得すると)。ちなみに普通に個別の画像ファイルを設定することもできるそうなのですが、確かに普段からFacebookで接している人であれば、Facebookのアイコンが画面上に現れた方が分かりやすそうです。
この機能、一見単純なものに思えますが、それだけ米国の一般家庭にFacebookが根付いているということ、特に家庭内の固定電話に電話するほど親密な関係の人々と友人登録していることを示しているのではないでしょうか。単に「いま聞いている音楽をTwitter/Facebookに投稿できるオーディオ」といった程度の連動を行う機器類はいくつも目にしたのですが、Ooma TeloはFacebook上のソーシャルグラフと家の電話を連動させるという点で、いろいろ米国は進んでいるのねという気分にさせられた次第でした。
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