こういうのもアテンション・エコノミーの行きつく姿なのでしょうか。ロンドンのソーホー・スクエアに、無料でコーヒーをふるまってくれる自動販売機が設置されたとのこと。ただしタダでコーヒーを手に入れるためには……
ということで、自動販売機の指示に従って、シャウトしたりダンスしたりしなければならないわけですね。女性のお客にはハグさせたりと、機械のくせになかなか不埒な奴です(明らかにナレーターがどこかで見てるっぽいですが)。
WIREDの記事によると、この機械を設置したのは英国のコーヒー販売会社Kenco Millicano。アイデアは広告会社Leo Burnettによるものとのことです。おかしな要求をされつつも、それに応えてくれる人々がいることで、次第に自動販売機のまわりに人だかりが。注目を集めた上にコーヒーの味見もしてもらえて、宣伝としては大成功といったところでしょうか。
道行く人をコーヒー一杯で雇って、宣伝の一部にしてしまうというこのアイデア。考えてみれば、最近のネット広告や無料ウェブサービスも似たようなことをしているわけで、「人々にどこで何をしてもらうか」の差しかないのかもしれません。日本の大都市でも、街路で突然シャウトしたり、踊り出したりする人々が普通に見られる時代になったりしてね。
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