サンタクロースっているんでしょうか? 東 逸子 偕成社 2000-11-27 売り上げランキング : 525 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
まぁいないわけですが。本当はお父さんだったり園長先生だったり恋人だったりするわけですが、小さな子どもに向かって「サンタクロースはいませんよ」と言い放つのも味気ありません。ということで、この時期ならではのアプリをひとつ。
■ NEED TO PROVE THAT SANTA’S REAL? THERE’S AN APP FOR THAT (Fast Company)
"Kringl"というARアプリ。単純な画像上書き型のARなのですが、よく出来ています。好きな背景に合わせて、実写のサンタが動く10秒間のビデオを作れるというものです。
まずはサンタ映像の選択から。「袋からプレゼントを探すサンタ」「贈り物リストをチェックするサンタ」など、5種類の映像が用意されています。
選ぶと画面がカメラに切り替わります。真ん中には、先ほど選択したサンタの映像が(まだこのタイミングでは動いていません)。この映像を背景に重ね合わせ、それらしく見えるポイントを探ります。ここでサンタの大きさを調整することも可能です。
次は明るさの調整。基本的に薄暗い部屋にサンタがやって来ることを想定しているので、部屋が明るすぎると、輝度を最大にしてもサンタだけ暗くなってしまうので注意。
で、映像の種類と大きさ、輝度を選んだら、最後にガイドの位置に床(地面)が来るように合わせます。これで撮影準備完了。真ん中の赤丸ボタンを押すと、10秒間の撮影がスタートします。
撮影が完了すると、映像の生成が行われて完了。出来上がった映像はFacebookやTwitterなどに投稿することができます。また以下のようにYouTube上にも公開されるので、ブログ等にも埋め込むことが可能。
「ほら!サンタさんが用意しておいたお菓子を食べてくれたんだよ!」的な会話が可能というわけですね。ちょっと不審者っぽい感じもしますが……ともあれ、これで12月25日の朝も安心と。
ちなみにこのアプリ、撮影と投稿が完了するとこんな画面が表示されます。"Donate"とあるのは、Make-A-Wishというカナダの慈善団体への寄付金を行う機能。Make-A-Wishは難病で苦しんでいる子どもたちのための活動を行っている団体だそうで、たとえ赤ひげのサンタはバーチャルな存在だとしても、このアプリを通じて自分自身が本当のサンタになれるわけですね。
ということで、サンタを擬装するアプリと見せかけて、実は多くの人々にサンタになってもらうためのアプリなのでした。いよいよクリスマスまで2週間を切っているということで、みなさま良いホリデーシーズンを。
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