週末はブログの更新をサボってしまったのですが、1つだけ気になる記事がありました:
■ Pluck RSS Reader Shuts Down: Consumer RSS Readers a Dead Market Now (Read/Write Web)
RSSリーダー"Pluck"がサービスを停止する、という内容。僕はこのRSSリーダーについて詳しくなかったのですが、インストール型/WEB型両方のリーダーを提供していたようです(既に関連ページは削除済み)。RSSリーダーのサービス停止というと、僕には SearchFox という悲しい記憶があるだけに、この記事にも関心を惹かれました。ちょうど SearchFox がシャットダウンされる時の僕のように、Pluck の終わりにショックを受けているユーザーもいるようです。
実はこの発表と時を同じくして、いま僕が使っているWEB型RSSリーダー"NewAlloy"でシステムトラブルがあり、復旧はしたものの数週間前の状態に戻ってしまう(つまりその期間に登録したRSSフィードはすべてパー)という事件がありました:
■ Crash (NewsAlloy Blog)
この2つの事件で、「やっぱりMicrosoft辺りがきちんとしたRSSリーダーを作るべきか・・・」などとすっかり1.0的な思考に陥ってしまった次第です。
まぁ実際のところ、Microsoft も Windows Vista から積極的なRSS対応を行う姿勢を明確にしているわけですが、そうなると Read/Write Web が主張するように、RSSリーダーのコモディティ化は目前 -- RSSリーダー市場はもう「死んでいる」という状況なのでしょう。ビジネスとして通用するのは「基礎技術を高めて他社にOEM供給する」という道か、「企業内システムとして活用される」という道のどちらかしかないと記事では唱えられていますが、そうなると日本ではグルコース(glucose)やサイボウズ(feedpath)、日立製作所(Sonar)あたりが良い位置につけている、ということでしょうか。
残念なのは、Pluck を良いと感じるユーザーが多かったらしく、上記でリンクした記事以外にもその終了を悔やむ声が多いこと。SearchFox RSS Reader の時も「やめないで!」というユーザーが多かったですし(僕もその1人)、必ずしも良いRSSリーダー=ビジネスとして生き残るRSSリーダーではない、というわけです。今後も「このRSSリーダー使いやすいな~」とフル活用していたら、急にサービス停止->OPMLを携えて次の住家を探す・・・なんていうヤドカリのような状況に陥るユーザーが続出するのかもしれません。
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